成長

手足が昨日より少しだけ長い　足元の景色が少しだけ遠い

そんな日々を僕等は迎えたんだね

二人の距離が少しだけ近い　都会の雑音が少しだけ遠い

何も見えなくなってたんだね

でもあなたの体は少しだけ固い　昨日より少し

やがてそこに草木が咲くのだろうか

またあなたの体が少しだけ固い　昨日より少し

やがてそこに魚が流れるのだろうか

あなたの作った基準が変なものを産んだのだろうか

微笑む人を産んだのだろうか

同物

泡立つ暗雲を引き裂く紅き魅月の閃光を浴びて勇み啼く悠久の戦友よ

今、雷光の真中に在りて唯一只神の者と成りし新たな覇王の面影を見ん

照り返す山河のざわめきを灯として熱き地に集い此方の従者へと欲する群達

其の姿更に煌鴉と成りて暮野を回遊し来るべき秋の贄と為さん

森羅を司り凶事を裁く永の夜宴、狭霧の幻 ランデブー・ハート

青き上空より舞い降りし神よりの使者を其の牙で蹂躙し貪り尽くす魔獣よ

古の呪術に依りて蘇りし同胞の血肉を齧りて御身とし狂気を織り交ぜ慟哭せよ

常闇を薙ぎ払い喜々として迫り来る勇者の一振りに腸を裂き、尚も笑み零れる魔獣よ

獄炎を纏いて気高き牙の鋭さを彼方の身に刻み、永遠の苦痛にのたうつ人形の額を穿て

深淵の如き眼差しに救世主の導きを、見敵必殺 ランデブー・ハート

贈物

自分へのプレゼント
（元ネタ：JITTERIN'JINN　プレゼント）

虚節が私にくれたもの　危険な香りがした企画
虚節が私にくれたもの　コメントチェックの無駄な日々
虚節が私にくれたもの　十記事ジャックの駄小説
虚節が私にくれたもの　寒いセンスの小ネタ集
虚節が私にくれたもの　十人十色の木偶の坊
虚節が私にくれたもの　見切り発車の大仕事
虚節が私にくれたもの　にわか程度に得た知識
虚節が私にくれたもの　中二みたいな冥（くら）い詩（うた）

大好きだったけど　書くのやめたなんて
大好きだったけど　最後のプレゼント
bye bye my sweet ju-nin
さよならしてあげるわ

虚節が私にくれたもの　グレースケールの手描きの絵
虚節が私にくれたもの　産地直送の負の遺産
虚節が私にくれたもの　弐人・肆人の攻撃力
虚節が私にくれたもの　ネット依存のオタク臭
虚節が私にくれたもの　地雷のつまったリンク集
虚節が私にくれたもの　２ちゃんねらーの言い回し
虚節が私にくれたもの　素人頼みのデジ絵の本
虚節が私にくれたもの　夢に出るほど怖い夢

大好きだったけど　描くのが嫌なんて
大好きだったけど　最後のプレゼント
bye bye my sweet ju-nin
おやすみしてあげるわ

虚節が私にくれたもの　ステマチックなメタル推し
虚節が私にくれたもの　更新予定の記事の枠
虚節が私にくれたもの　意地で買ってるプリンター
虚節が私にくれたもの　回す気すらもないバトン
虚節が私にくれたもの　擦り切れかすれたキーボード
虚節が私にくれたもの　岡山生まれの黒い奴
虚節が私にくれたもの　美術部生まれのモンスター
虚節が私にくれたもの　あの日失くした恋心

大好きだったけど　書くのやめたなんて
大好きだったけど　最後のプレゼント
bye bye my sweet ju-nin
さよならしてあげるわ

大好きだったけど　帰ってきたなんて
大好きだったけど　最初のプレゼント
再来 my sweet ju-nin
おかえりしてあげるわ

※解説と各シーズンの最終記事だけは一つも書いてなかったんだよね的な

ひたすら同じような歌詞が繰り返される曲の替え歌の難しさよ。

ちなみにタイトルからもわかるとおり私というのは零人目のことですよ。

記事を読んでいる人へのメッセージは何一つないという、虚言の季節らしい公式ソング。

この誕生をもちまして、３ｒｄシリーズの本格的な幕開けとさせて頂きます。

深夜

今回の更新停止はちょっといつもと違っていて、
ネタはあるのに書く時間が無いっていう特殊なパターンだったんです。

でもこの３月９日、１１日分の記事はガチでネタが無かった。

そのせいで後はほとんど書けていたにもかかわらずなかなか更新できなかったんです。

よって、今日は歌を歌います、即興で。

「深夜の歌」

今夜飛び込んだ頭ん中だったら　偶偶溜まったようだ跨った様様

まっ逆さまんなった貴女がまたまた　呼んだと思ったら飛んでったんだまた夢ん中

うーわ²で浮かぶんだ上目蓋に映った　海原浸かったらシャツも全部ビシャビシャで

イエスタデイずっと勉強ばっかやってて病んで　てやんでい！やっぱ深呼吸もやめた

一回跳んどけ　失敗なんかねえ　立体感だけ　まだ持っていたいだけ　さあ

ニッケル食ってる変態達は健在冤罪に洗剤　炎天下で千年華も枯れちまいそうだ

そうだ、サイダー飲んでHPでも回復しんさいなー　震災なんて天才だってどうせ巻き込まれ

止まれ！タダ壊れんならお前稀だな　種だけ晴々荒野に蒔いてやれやれや

もう本能相当煩悩、投降脳症でとうとう　とっとと取っとけノッとけどうだ？馬鹿バラ売りだ

一回飛んどけ　心配なんかねえ　立体感だけ　まだ持っていたんだっけ　なあ

一回跳んどけ　失敗なんかねえ　立体感だけ　まだ持っていたいだけ　さあ
（流る河渡るかな逆巻いてミヤビ　厭味ったらしい女たらしの言葉だけ）

一回跳んどけ　失敗なんかねえ　立体感だけ　まだ持っていたいだけ　さあ
（ただ何か貴方に言い残した事が　つっかかってる戻ってってすぐ伝えなきゃ　朝）

…なにコレ？

さあ、何だろう。

まあ、たまには許せよ。

強奪

少数派主義ではないけれど、集合写真とかは嫌いで。

流行を追うワカモノ達とは、間に一つ壁を作ってる。

そんなに普通が良いなら、もうここにくるなよ。

だってお前の許容範囲を広げる暇なんて俺にはないんだよ。

精神的な世界にもひたらず、そうかといって日常も嫌い。

ギャグ漫画とか普通に笑うけど、本当に面白いのかは不明。

こっちだって平坦な道、歩いてきたわけじゃないんだよ。

ていうかそんな道があるなら、一度でいいから見せてみろ。

お前への愚痴はいつまでたっても絶えない。

それはお前も同じさ、昨日だって聞いたし。

俺のこと影で呼び捨ててなにか楽しいのか。

でもねちょっとくらい私だって傷つくこともあるのよ。

結局何言っても私…男の子だから。

いつもそうやってあなたは自分が前へ出ようとするけど。

あなたの背中は想像よりも醜いのよ。

鋭い視線がたまに私を貫くけど。

それじゃ私の眼に映るあなた自身を睨んでるだけよ。

顔を洗ってサッパリするのは、心ない笑顔とさよならするため。

歯を磨いてスッキリするのは、陳腐な舌を痛めつけるため。

私の視界はとても良好ですよ。

俺はもう出てきませんから。

鼓膜さえも邪魔になるほどの、透き通った耳の穴だって。

全部、すべて、私のものになりましたから。

優しい風が街の突起に絡めとられて死んでいく。

どうせ死ぬならと髪をなびかせるのに使った。

私、たぶん、明日になればもうどこにもいないわ。

だからきっと何処へでも、行けるわ。

そして心地好い妄想の中、切る。