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虚節イッター:記事を更新したいお年頃になってしまったようです
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それではゲームを始めよう、今回のゲームは「ダジャレを言うのは誰じゃ?」ゲーム。

ルールは簡単、先手後手を決め、先手はお題とそれに対するダジャレを自由に決める。

決められたダジャレに沿った密室を我々が用意し、ゲームスタートとなる。

後手はその密室内の物で先手の決めたお題に沿ったダジャレを実行すれば脱出となる。

お題さえ同じであれば違うダジャレであっても構わない。

これを1セットとして先手後手を入れ替え、同様に2セット目を開始する。

ダジャレは密室内の監視カメラにより10人の審査員に審査され、
セットごとにより面白かった方に1ポイントが加算される。

3ポイント先取した方が勝者である。

「…なんだ、今回は随分といろんな意味でおかしなゲームじゃないか」

「まあ、これまでの殺し合いよりはマシだろ…」

「先攻とかダジャレ言うだけじゃないのこれ?」

(このゲーム…先手は特にリスクを負う必要がない…しかしダジャレを実行とは…?
ポイントを稼ぐという点から見れば動きを入れられるだけ後手の方が有利か…?)

実はこのゲーム、既に他の各部屋でも行われている。

ルールの説明も兼ね、今から他の部屋でのゲーム内容をご覧いただこう。

こちらの部屋で先手が選択したお題は「布団」、ダジャレは「布団がふっとんだ」だ。

「ありきたりだなオイ…」

それでは中継を始める。

「…!?」

「布団と…爆弾ッ!!」

(実行とはそういうことか…しかし同じお題でさえあればよかったはず…
ここはポイントを捨てても「布団がふっとんでいない」等に変更し脱出できる)

後手は頭の回転が遅いようだ、全くダジャレが思い浮かんでいないと見える。

ドッ!!ザザーーーー

中継が途切れてしまった…短すぎたため、他の部屋もご覧いただこう。

「いや、オイ…」

「今…爆発したよな…?」

「さっきのって…時限爆弾だったの?」

先手のダジャレの内容によってはこのように制限時間が設けられる場合もある。

尚、相手が死亡した場合、その時点で生き残っている方が勝者となる。

「結局殺し合いじゃねーか!!」

次の部屋、先手が選択したお題は「カバ」、ダジャレは「カバをかばった」だ。

それでは中継を始める。

「3つの檻のある密室…」

(何かが出てくる…)

「あれは…ッ」

「ライオンだ!!」

(ライオンだと…庇うふりさえすればいいのであればそのまま実行した方が早い…
しかし、実行できたとしてあの状況から密室を脱出できるのか?)

「カバをかばった!」

実行完了を確認、脱出を許可する。

ドドンッ!!ドンッ!!ドンッ!!

「ライオンが…射殺された…」

ダジャレの実行を確認できた場合、後手の身の安全は絶対に保障されることを約束しよう。

以上でルールの説明を終了する。

今回は1対1の対抗戦、組合せは我々が決定させてもらった。

さあ、各自の部屋へ分かれ、ゲームを始めよう…

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これは、同じ現場で働いているトラック運転手から聞いた話なんですがね。

まあその人を仮にAさんとしときましょうか。

そのAさんが臨時の補充要員でもってある現場にいったらしいんだ。

急に人が足りなくなったんでAさんに白羽の矢が立ったらしいんですよね。

ただこのAさんは、この時二次下請けでやってきてるんで、現場のことをよく知らなかった。

それでもトラックの運転くらいなら長年やってきてるんでね、快く引き受けたわけだ。

その時期は今日みたいな暑~い日だった。

ところがね、昼を過ぎたくらいから、急にドザーっと雨が降ってきたって言うんですよ。

視界も悪くなってイヤ~な気分になった。

この日のAさんの仕事はさっきも言った通りトラックの運転なんですがね、
現場の外から積み込んだ土砂を中まで運んできて降ろすんですよ。

その降ろす場所がなんていうのかなぁ、段差の下なんですがね。

その段差がやたら高いんだ、なんだかちょっとした崖みたいな高さなんですよねぇ。

まあでも工事現場なら珍しくはないんだな。

トラックで土砂を降ろす時ってのは、一度奥まで進んでから切り返して、
バックしながら位置を合わせるんですがね。

Aさんその場所まで来たんですが、合図をする人が誰もいないんだ。

ちょうど他の用事が入って少しだけその場を離れてたのかもしれない。

慣れない現場でもってAさんも心配なわけだ、すぐそこは崖ですからね。

でも長年やってきたカンはあるんで、たぶんやってできないことはない。

しょうがねぇな~なんて言ってしぶしぶ感覚を頼りにバックしようとしたその時ですよ。

ミラー越しにフッと合図をしてる右手が見えたんですよねぇ。

外は大雨でもって声は聞こえないんですが、合図は大きくしてくれてる。

あ~これで安心だってんでAさんその合図を頼りにバックし始めた。

少ししてAさんおかしいと思った。

合図が長いんだ。

感覚でわかるんですよ、もうトラックの後輪が崖のすぐそこまで来てるはずなんだ。

それでも合図はまだ続いてる。

ただ、さっきチラッと見たときは確かに落下防止用の輪止めもあったんで、
Aさんももう一踏みしようとしたまさにその時。

何やってんだ!!って大きな怒鳴り声が聞こえてきたって言うんですよねぇ。

なんでも、隣で作業してた大工がその光景を見て大慌てで呼び止めたんだそうだ。

Aさん、もう一踏みしてたら崖下に落っこちてたそうですよ…

ふと見ると、そこにあったはずの輪止めは既に崖下に落っこちてる。

Aさんはなんだよ危ねぇな~と思った。

ところが大工の話では、輪止めはAさん自身がトラックで落っことしたって言うんですよ。

よく考えたらおかしいんだ。

ミラー越しに腕だけが見えたってことは、その合図した人、トラックの後ろにいたわけだ。

でも後ろは崖ですよ、そんなところに人が立てるはずがないんだ。

Aさんもしやと思って自分を雇った下請け会社に駆け寄ったそうですよ。

事情はすぐにわかった。

このAさん、臨時でこの現場に来たわけですよねぇ。

つまり何らかの理由で急遽人が足りなくなったわけだ。

実はAさんがこの現場に来る直前、その会社で同じように運転手をやってた方が、
そことは違う現場で転落死してたんですよね。

本当はその人がAさんの代わりに今日からここに来るはずだったって言うんですよ。

人一人亡くなったとはいえ、関係ない現場なんで何とかしなくちゃならない。

こりゃ大変だってことでわざと詳しい事情を説明せずに別の会社を使ったわけだ。

それで、その事故がまた凄惨なものだったそうですよ。

というのも、その運転手の右手、まだ見つかってないって言うんですよ…

Aさん思ったそうだ。

あ~やっぱりあの右手、あれはその死んだ運転手の右手で、
俺を道連れにしようとしてたのかもしれねぇな~ってAさん言ってましたよ。

どうも霊というのは、独りで死ぬのが嫌いみたいなんですよね。

どうにかして一緒に連れていくことのできる人を探しているのかもしれませんね。

そこに残留思念というのかなぁ、今日からその現場に来るはずだったんで、
ふらっとやってきたところに、自分の代わりに仕事をしてるAさんを見つけたんで、
何の気なしに誘ってみたのかもしれませんよね…

そんな話を聞きましたよ。

森の中には小人のかかしが立っていて、子供が近づくと食べられてしまうのだとか。

すると翌朝、ムクムクムク。

かかしは少しだけ大きくなって、横には昨日食べられた子にそっくりなかかしが一つ。

かかしは二人でとっても嬉しそうに笑って、それに気付いてよってきた子供をまたペロリ。

すると翌朝、ムクムクムク。

かかしは少しだけ大きくなって、周りには昨日食べられた子にそっくりなかかしが三つ。

かかしは四人でとっても楽しそうに歌って、それに気付いてよってきた子供をまたペロリ。

すると翌朝、ムクムクムク。

かかしは少しだけ大きくなって、周りには昨日食べられた子にそっくりなかかしが五つ。

かかしは六人でとっても楽しそうに踊って、それに気付いてよってきた子供をまたペロリ。

すると翌朝、ムクムクムク。

かかしはどんどん大きくなって、周りにはかかしがどんどん増えていく。

でもあれれ?そういえば一昨日食べられた子にそっくりなかかしはどこ?

丘の上には小人のかかしが立っていて、子供が近付くと食べられてしまうのだとか。

崖の上には小人のかかしが立っていて、子供が近付くと食べられてしまうのだとか。

穴の中には小人のかかしが立っていて、子供が近付くと食べられてしまうのだとか。

森の中には大きなかかしが立っていて、近づく人はみーんな食べられてしまうのだとか。
何を隠そう、この西洋から来た侍女は肉感が良い。

滑らに太陽を孕んだかのような、それでいて秋風を想わせる冷めきった肌。

その肌に触れると、侍女は繊に震え、黙り込んでしまうのだ。

これは誰にも見せたくはないと思い、館の窓は閉め切るようになった。

光でさえ射すのが気に入らず、この侍女が望まなければ自ら閉ざすことも惜しまない。

そのようなことを言い付けると、侍女はその対価として自らの肌を差し出した。

こうして侍女が自らを慕っている素振りを見せることが心地好い。

自らの体も意思を失い、その指は迷い家への道を手繰るように肌を弄り、
その目は左右で動きを違え、ただ侍女のあらゆる部位へと導かれている。

しかしその実、視界には侍女の顔が常に中心に捉えられている。

今はまだ、そこまで深く触れるのが惜しいのだ。

この侍女は現の者なのだと、しっかりとした認識が欲しいのだ。

そういったことで、常に刀は横に置いておいた。

多少語気を荒げても一向に刃向かう素振りを見せない様子だったので、
侍女のための椅子を用意し、そこへ腰かけるように命じた。

以降決められた時が来ると、侍女はその椅子へと腰を下ろし、
何を言うともなくその肌を後ろから触ると言ったことが愉しみとなった。

その時に顔を合わせないことが、繋がりを何よりも強めた。

いずれ刀剣とその鞘の様になるのだろうと、狂気に満ちた笑みを浮かべたものだ。

あの日が来るまでは。

侍女はあの椅子に腰を下ろしている。

触れることはできない。

侍女はあの椅子に腰を下ろしている。

触れることはできない。

触れれば崩れ、消える。

今や侍女は、白き砂となったのだから。
小説持ち込みシリーズ、を作るだけのモチベーションにはならないまでも、
なんか使えそうな伏線を思いついたのでとりあえず書いてみようかな。

というか、ここに書いた時点でもう使えないんだけどね(笑)

まあ、何か作品を作るなんて気はさらさらないので、公開できるわけです。

妖(あやかし)関連の作品を作るとしての話。

主人公の世界では妖怪の能力を封印した神器を使って、
世界に出没する妖怪を退治する者たちがいたという設定。

神器には意思があるが、本来は人間との会話等は不可。

神器を長く使い込んで実力をつけた者のみそういったことが可能となり、さらに力をつける。
(当然才能や個別の能力でそれが出来てしまうキャラの存在もあり)

神器自体の形状も、光が何かの形をしているだけといったような単純なものに始まり、
能力が上がっていくにつれてより複雑かつ強固なものへと変わっていく。

とまあこんなことが書きたいわけではなくて、大事なのは思いついた伏線の話。

上記はその伏線を活かすために後から作った設定。

主人公はまだ幼かったが、神器使いの家系に生まれ、
修行の一環として家に代々伝わる神器を用い、父親と一緒に妖怪退治をしていた。
(知識はほとんどないが、才能は父からもある程度認められている)

ある日ふとした出来心から父の目を盗み、いつも使っている神器を手にし、
腕試しにいつも退治しているのと同じタイプの妖怪に勝負を挑む。

しかしその日はその妖怪だけでなく、他にも同行している妖怪がいた。

人語を話すなど知能も高く、一目見ただけで強いとわかる妖怪。
(なぜこの妖怪が一緒にいたのかは後々わかるというところまでしか考えていない)

ここからが伏線。

妖怪は主人公を見て「ほう、これはとんだ賑やかしが来たな!」と言う。

ここまで伏線。

主人公を睨みつけ、今にも襲いかかろうとしたところで父がタイミングよく助けに入り、
妖怪もその時点では主人公の殺害が目的ではなかったため、その場はなんとか助かる。

その後その妖怪は物語の後半まで出てこない。

物語の後半、主人公は成長し、家の神器をそのまま授かり一人前の神器使いになっている。

ある日、主人公の世界により凶悪な妖怪が大量発生する。

妖怪たちはある凶悪な妖怪が作り出したものだった。
(こいつが子供の頃出会った妖怪)

主人公はその妖怪に会うため、黄泉の門を開けて黄泉の国へ。
(本来は不可能なことという設定だが、どうやってこれができるようになったかは考えてない)

ここから伏線回収。

黄泉の世界でなぜかいつもよりパワーアップする主人公。

敵の妖怪に本来なら致命的なダメージを与えられたはずのシーンでなぜか無傷。

その様を見た敵「貴様…ニギヤカシだったか!」

そのまま敵を倒した主人公は、当時の妖怪のセリフを思い出す。

黄泉の国編における後の戦闘で衝撃の事実が明らかになる!

妖(あやかし)とは妖怪が自分達に対して使う表現(人間は妖怪等と呼ぶ)。

その中でもより神に近い存在として以下の4つがある。

大妖(おおやかし)
闇妖(くらやかし)
饒妖(にぎやかし)
甕妖(みかやかし)

これを聞いた当初、主人公は自分の持つ神器のことを言っているのだと解釈した。

しかし実は、主人公自身が饒妖そのものだったのだ!

主人公の正体は大国主命の化身、神器はその兄弟である八十神の一人の力を封印したもの。
(子供の頃から神器を上手く使いこなせるなどの理由)

この事実の判明により、世界では今まで人間として生きてきた者達が妖怪になる事例が発生。
(そのまま妖怪になる者、力のみ覚醒して神器使いになる者の両方あるが、全て八十神)

その号令はあの妖怪の手によるものだったが、その妖怪も八十神の一柱だった。

神器として力を与えたのが八十神の中で大国主への迫害に反対した者だったのに対し、
その妖怪は八十神のリーダーであり、かつて何度も大国主を殺害した主犯格だった。

という伏線です。

その後の展開は知りません、考えてないですからね。

まあ話を作るほどでもないと言いながら、大事な部分は結構作ってしまったけれども。

そういう意味ではカテゴリーは短編にしとこうかな。

ただ、さすがに公開した伏線の持ち込みは不可能なので、持ち込みシリーズではないですね(笑)
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