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虚節イッター:記事を更新したいお年頃になってしまったようです
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知ってるか?

黒猫男爵は4本の足で歩くんだ。

でも人前では2本足で立っている。

右手にはいかにも鋭そうな一振りの剣を持っている。

左手にはそれを収めるための綺麗な鞘を。

でも剣はいつでも鞘に収まることなくその刃を光らせている。

あんな状態でどうやって4本足で歩くというのか。

そもそもそんなことをしたら彼のマントは地面に擦りつけられてしまうに違いない。

でもそんな噂話だけはもう国中のあちこちで聞くことができるんだ。

知ってるか?

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眠りこんだステーション。

ここは深夜の2時。

木々の揺れも音を立てず、とても静かだったヨ。

貍の眼は夜青白く光る。

空が青い。

そして黒く、それらは一色に混ざりあい、歩行者を暗黒面に導く。

その景色、私は一人キャンバスに写し取っていた。

目はやがて慣れはしましたが、実はそこまで歩いてくる間にも十分に慣れていた。

アスファルト舗装の真ん中に引かれた破線の上を飛ぶように歩くような妄想。

カーブに着いた時、ガードレール越しに下の川が黒い。

シルエットの青い紅葉。

ここは深夜の2時秋。

紅葉はやがて川を飲み干すだろうか?

キャンバスにはまだ空きが残っていたので、その部分に付足しておいた。

余白はもうとても小さい。

しかし、増えるワカメのようなもの。

ふと帰り道が無くなったことに気付く。

しかし、それは我が家への帰り道ではない。

私の帰り道でもない。

私はこの世界で生きることができるから、我が家はここであり、帰り道など必要ないのです。

あなたはただこの世界で起こる事象に目を通してきただけだと認識しているかもしれないが、
それ以上にいつの間にかこの世界に少なからず依存してしまっていたというわけだ。

そして、変わり始めたこの世界にまた少なからず動揺していることだろう。

いや、変わり始めたのではない、元に戻っていくということだ。

それを許容できない者は、もはやこの世界に存在することはできない。

残りの余白には君の姿を付足しておいたヨ。

道案内してもらった方向から45度、違う方向に進む能力を持っている。

そこに道が続いていないという展開もまあ悪くはないだろう。

ただし陸地があるような状況であれば、そこはいずれ道にもなりうる。

ところが、教えた者がどうにも納得できないらしい。

彼は本来自分の進むべき道を間違え、私の方へとやってくるのだ。

だから私は彼が進むべき道を教える。

しかしその道の先は、私の性格からか、目的地と45度違っているわけだ。

彼がそれに気づく頃には、もう私と再会することはあり得ない事象と化している。

不思議な人間。

彼らとの出会いが、あるいは私達を作ったのかもしれないが、そうではない、と信じている。

この独自性を誇示している間こそ、そこに個性が生まれると考えているのだ。

私はそんなことは考えなかった。

道端に何かの死骸が転がっているが、それは自ら望んでそうなったのだ。

きっと、そうに違いないと。

それが現実を受け入れるという態勢であり、ある種のこじつけに似たものでもあるだろう。

だから1度目はまだよかった。

貴方は何かの虫を自分の足で踏みつけてしまったが、それまで気付いていなかったのだ。

ところがどうしたことか、その虫がまだ生きていたとしても、苦しむ彼らを見守ることしかできない。

もう一度自らの手で楽にしてやることはできない。

それが人間というものの性質。

許容されるためには、同種の思考回路を持つ人間が卓越した環境を作り上げればよい。

私と同じ性質を持つ者はまだ少ないので、この性質は一般的には許容されることはない。

しかし、決まりとはそれほどに曖昧な、例えばまやかしであるから、私も従わない。

壁をすり抜け、宙を歩く者の思考は、それほど複雑ではない。

たまに何かしら召喚したいと思うことがあるんだが、精神的に不可能な状態にある。

ただ道を歩いているだけでも下から引っ張られるような錯覚に陥って部屋に戻るし、
たまには小高い丘に登って辺りを見渡すどころか高所恐怖症だ。

上手く二つを組み合わせてそれぞれの弱点を補うことはできないだろうか。

ただし難しいと思っている人達以上にそれが不可能であることを俺は知っている。

実現への可能性が少しでも残っているならば、それは赤く光る。

それ以外はすべて質点となって最後には記憶の隅に格納されてしまうわけだ。

誰もがそこに手を触れようとしたし、同様に不思議を手に入れて朽ちていった。

その墓碑の下に一つずつ宝石が埋まっていて、それこそが今回のキーアイテムだった。

今からそれを盗んだ奴のところに遊びに行くから、もう時間が残っていないんだ。

「虚言の季節」登場人物紹介

無数のキャラクターが存在する仮想空間冒険型RPG「虚言の季節」。

今回はその中でも物語に深く関係するNPCを紹介します。

壱人目
虚言の季節に自由に出入りできる能力を持っている謎の人物。
虚言の季節創成当時からこちら側に存在していたことが肆人目によって確認されている。
人々の間では虚言の季節を創り上げた人物と深く関係しているのではないかと言われている。
実際に拾人目とは虚言の季節が作られる以前からの知り合い。
陸人目と出会い、彼と共に自身に封印された捌人目を開放する手段を探している。

弐人目
主人公と同じ時期に虚言の季節に迷い込んでしまった。
他力本願が信条であるため、独自に調査を続ける肆人目と行動を共にしているが仲は良くない。
実は相手の能力を封じることができる能力者だが本人は気付いておらず、戦闘も行おうとしない。

参人目
元はごく普通の高校生だったが、虚言の季節に迷い込み、虚言の季節で生きることを選択した。
虚言の季節を受け入れたことにより、瞬時に場所を移動したり、
自在に姿を消したりと超人的な能力を数多く使用することができる。
第四の季節の番人である玖人目との会話を肆人目が記録している。

肆人目
虚言の季節に迷い込んで以来、脱出する方法を探し続けている。
弐人目と行動を共にしているが、肆人目から誘ったわけではない。
現在は虚言の季節を統括している拾人目の情報を掴み、彼に会う方法を探している。
第一の季節の番人である伍人目との戦いに敗れ意識不明になっていたが陸人目に助けられた。
主人公と出会う度に重要な情報を教えてくれる。

伍人目
第一の季節の番人。
周囲の空間を自由自在に作り替える能力を持っている。
拾人目と共に虚言の季節を創り出した存在であり、彼以外の番人は彼によって生み出された。
肆人目に重傷を負わせるも、ある理由により命を奪わなかった。
捌人目が反逆を企てていることには気付いており、拾人目と共に対策を考えている。

陸人目
虚言の季節に迷い込んだばかりの主人公が最初に出会う人物。
驚くべき幸運を手にした能力者。
拾人目とは何度か会ったことがある。
壱人目と協力しており、番人達はなぜか彼を敵視しない。
虚言の季節に迷い込んだ者達を一人でも多く助けるために各地を巡回している。

漆人目
第二の季節の番人。
精神攻撃に長け、相手を精神世界に引きずり込むこともできる。
普段は他の人物同様に行動しており、自身が番人であることには気付いていない。
参人目と遭遇すると必ず番人の状態になり、陸人目と遭遇すると元に戻る。
番人の中では一番格下の存在。

捌人目
第三の季節の番人。
壱人目の裏の姿とされており、実際には玖人目により壱人目の体内に封印されている状態。
時空間を自在に移動することができ、不老不死である。
現行の番人制度に関して不満を抱いており、反逆を企てている。

玖人目
第四の季節の番人。
番人の中では最強の存在で、あらゆるものに対して召喚と封印を行うことができる。
参人目を虚言の季節に迷い込ませた張本人であり、彼の成長を見守っている。
参人目が十分に成長した後、自身を彼の体内に封印し、新たな体を手に入れる計画がある。

拾人目
虚言の季節を統括する存在。
伍人目と共に虚言の季節を作りだした後、別次元から観察を続けている。
拾人目に会うことができるのは番人であっても彼に許可された時のみ。
現在は陸人目の存在に興味を持っている。

「虚言の季節」にはこの他にも様々なキャラクターが存在しています。

君は全員と出会うことができるかな?

只今期間限定クエスト「零人目の報復」、「第五の番人」配信中!!

クリア後に表示されるパスワードを入力してダウンロード専用コスチュームを獲得しよう!

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