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道案内してもらった方向から45度、違う方向に進む能力を持っている。
そこに道が続いていないという展開もまあ悪くはないだろう。
ただし陸地があるような状況であれば、そこはいずれ道にもなりうる。
ところが、教えた者がどうにも納得できないらしい。
彼は本来自分の進むべき道を間違え、私の方へとやってくるのだ。
だから私は彼が進むべき道を教える。
しかしその道の先は、私の性格からか、目的地と45度違っているわけだ。
彼がそれに気づく頃には、もう私と再会することはあり得ない事象と化している。
不思議な人間。
彼らとの出会いが、あるいは私達を作ったのかもしれないが、そうではない、と信じている。
この独自性を誇示している間こそ、そこに個性が生まれると考えているのだ。
私はそんなことは考えなかった。
道端に何かの死骸が転がっているが、それは自ら望んでそうなったのだ。
きっと、そうに違いないと。
それが現実を受け入れるという態勢であり、ある種のこじつけに似たものでもあるだろう。
だから1度目はまだよかった。
貴方は何かの虫を自分の足で踏みつけてしまったが、それまで気付いていなかったのだ。
ところがどうしたことか、その虫がまだ生きていたとしても、苦しむ彼らを見守ることしかできない。
もう一度自らの手で楽にしてやることはできない。
それが人間というものの性質。
許容されるためには、同種の思考回路を持つ人間が卓越した環境を作り上げればよい。
私と同じ性質を持つ者はまだ少ないので、この性質は一般的には許容されることはない。
しかし、決まりとはそれほどに曖昧な、例えばまやかしであるから、私も従わない。
壁をすり抜け、宙を歩く者の思考は、それほど複雑ではない。
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