額縁

写真っていいよねぇ。

自分の気に入った場所・もの・人…なんでも画として残しておくことができる。

ただ、完全に残すことはできないよね。

そこに吹く風を閉じ込めることはできない。

そのリンゴのおいしさを楽しむことはできない。

その人の温もりを感じることはできない。

まあ人によっては写真写りが悪くてこんなの画的にも完全じゃないよって人もいるだろう。

逆もまた然り。

わからないからこそ自由に想像できるという考え方もあるが、ここでは伏せておく。

でも写真として残っていないと本当になかったことになってしまうものもある。

例えばその人の成長過程はその人が死んだあと、誰が知り得るだろうか。

まあそれは置いといたとしても、自分自身ですら曖昧に覚えてると忘れたりしてしまうものだ。

でも写真として残したくないという人もあるだろう。

だったら写真として記憶に残せばいいんじゃないか。

脳内だから自分の好きな額縁に飾り付けて暗闇の中に浮かんでいるような仕様にしてもいい。

タダで素材や色、形や大きさまで選び放題だし、自作も可能、時間もいらない。

写真に残すからには半端な気持ちではいけない。

ちゃんと良く見える向き、格好、できれば服装などにもこだわりたいね。

そこまでこだわれば記憶に残るのも納得でしょ？

ちなみに僕はやったことがあります。

高校３年のときに今の自分の姿を永遠に記憶に残しておこうと脳内で写真に収めた。

曖昧に記憶しておくよりは確実に鮮明に残っている。

ただ、自らの記憶に完全な状態で記録するのが最も困難なもの、それが自分自身だ。

なぜかっていつも君が見てる自分はほとんどの場合左右が逆だからだよ。

僕の記憶に残ってる自分も左右が逆だ。

鏡に映る像は鏡像といい、これは左右が逆転しているように見えるものの、
幾何学的に正確に言えば、逆転しているのは左右ではなく前後（奥行き）である。

ウィキペディア　鏡
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8F%A1

うーむ、影の付き方が逆になるからってことかな、
鏡像の状態を維持してそのまま横に持ってきたときに。

同じ環境にあると仮定するなら、影が逆転するためには表面の凹凸が…そんなもん知るかと。

ケータイのカメラなら画質は物凄く悪いが左右が逆でない自分をほぼリアルタイムで見られる。

左右を逆転させずに映す鏡…

そのうちそんな鏡ができるのかね、できそうではあるけど無理そうだな（笑）

光を進入方向にそのまま返してくれる鏡ならあるね。

プリズムといって測量で使ったことがある。

プリズムリバー（ｒｙ

ちなみに光波測距儀使用時に使うプリズム付きのロッドは確か１本約８万円だったかな。

８万あればな、Wiiが３つ買えるぞ。

プレスリーは１つしか買えないけど。

…この差ですよ。

とにかく、信じてみようじゃないか、彼らを。

わかってますよ、そんな研究してる人はいなかったってオチでしょ？

えっと、今回なんの記事でしたっけ？

そうだ、額縁なんてなくても絵は完成しているってことだったね。（正直もう作るのが面倒ですよ）