詩人

世の中の詩人たちの何が凄いって、詩から寒さが漂ってこないことだ。

ようは、「なに書いてんのコイツ（笑）」と思われない。

このブログは１記事目からそう思われることを前提としているため、やや特殊な位置ではあるが。

つまりこれは何がそうさせるのかと言えば、適材適所じゃないけども、
表現したいものに合った表現方法を巧みに使い分けてるってことなんだろうね。

基本であり、一番重要かつとても難しい部分だ。

なぜなら、あるものを表現しようとすると、誰の頭にも何通りもの方法が浮かぶ。

その中で自分が好きだからと選んだ方法は、ひょっとすると誰も認めてくれないものかもしれない。

１番嫌いな方法にしておけば有名になったかもしれないんだ。

その辺が詩という自己表現の難しさであると思う。

例えば、夏が近づいてきたということを数通りの方法で表現してみよう。

斜陽はその刻を惜しんで赤く燃え、短針はやがて上昇を始める

なんだかよくわからないけど、とりあえず詩的ですよね。

昨日よりも少し遅くなった日の入りに、私は無意識に時計を気にしていた

ストレートかつ詩的な臭いがありますし、主人公の心情も表されています。

お日様、今日はもうちょっとだけ私に付き合って

女の子っぽいですね、可愛いです。

どの表現を使ってもいいような気もしてきた…

ただ、誰が書いたかという要素を除外することは不可能なんだよ。

物凄い上手い漫画家が顔を晒して、物凄い不細工だったらそっちの方がネタになりかねない。

自分に合った表現というのは、自分が好きかどうかだけではないのかもしれないね。

俺のように周りの目を気にしない人間でもない限りはね。

俺はそんじょそこらの人間じゃない、そんなことは気にしないぜ！って人は詩でも書いてみたら？

大丈夫、そんじょそこらの人間じゃない人が自分の日常を書いただけでも、それは詩になり得る。

詩を書こうとしなくても、貴方が「詩だ」と思った文章は詩になることができるんだよ。
こっから話変わりますよ。
私はどうやら無意識のうちにも周囲の情報を取り込んで頭を働かせていることがあるらしい。

この前なんでか知らないけど「愛が呼ぶほうへ」が脳内再生されてたんだ。

もちろんCDも持ってるし、不意に再生されても何らおかしくない。

でも脳内は陰陽座の台頭である俺がなんでいきなりポルノなんだ？とは思う。

辺りを見回して納得した。

テーブルの向こう側に座っている人がボーカルにそっくりだ。

真田幸村のテーマがかかってしまうのもこれに近い理由なんだろうな。

ちなみに最近陰陽座以外で脳内再生される曲は鏡音リン「悪ノ娘」。

あとニッポンポンのチョコボバージョンとフタマル☆センセイション＋キワメルサーセンかな。

…このニコ厨めが。