被悟

書店を探してみたけど結局面白そうな本がなくてそのまま出たら、
なんか自転車のカゴにマクドナルドのものだと思われるゴミが入っていた。

…とりあえず、その場に置いて帰った。

僕はこういった対象のわからない迷惑行為については腹が立たないらしい。

というか、なかったことにできるようだ。

私はいつもは様々なことに拡散している思考を一部に集結させることで怒りを作り出すが、
その対象を探す作業をする気はない。

何かが起こった時点で明確な対象（犯人）が存在しなければ怒らない。

怒ることができない。

また、どうやらそれによってストレスを溜めることはないようで。

むしろ、俺ってなんて心が広いんだ！と、ちょっといい気分になります。

でもその迷惑行為の尻拭いを自分がしてやるつもりはないよ。

犯人からしてみれば「そこにカゴがあったから」入れたのかもしれないが、
私はそこに自転車が置かれているという現象は連続ではないことから、
犯人は単純に偶然私が自転車を置いた場所にゴミを放置したと考え、
本来ゴミが放置されるべきであった場所に戻しておいたといったところだ。

犯人の目的はそこにゴミを放置することであり、手段は選ばなかった。

とすると、結果が同じならばそこに至る過程はどのルートをたどってもよくなるので、
今回は直接地面に置かれるまでに「カゴ→私の手」を経ただけのこと。

私にとっては雨粒が車のガラスを汚してから地面に落ちたようなものにすぎない。

もちろんそれで他者が迷惑するのは最初に放置した犯人の責任であり、
そのゴミがカゴに入っていたという事実は一時的なものでしかないし、
私の自転車のカゴは他人のゴミを入れるべき場所でもない。

中学時代にクリーン作戦である教師が言っていた。

「君達は奇麗になってよかったなぐらいに考えてるかもしれないけど、
　僕は腹が立って仕方がない、なんで僕らがこんなことをしなきゃならないんだと」

自分の出したゴミは責任を持って自分で始末しようね。

…なんとも激しい言い訳だな。

言い訳ついでに、こういった類のブログにおけるリスクについて記しておく。

本来ブログというのは、有名人でもない限り誰が書いたものかわからない。

だが、このブログは（多分）知人の間でしか見られていないものなので、
ある問題が発生してしまうわけだ。

他の人に迷惑をかけないようにこのブログで文句とかを書くと、直接言ったことになってしまうらしい。

ブログに書いてあることを本当に俺が発言してたら、俺は文句ばっかり言ってることになるぞ。

まあ文句は普段から言ってるかもしれないけど、程度の違いが激しすぎる。

このブログに限ったことじゃないけど、コレ、記事を書く側としてはなかなかやりづらいよ。

もちろんそれを良しとしてる人なら全然問題ないんだけど。

現実と混同しないでくださいっていうお願いもどうやら無駄だったし…

とは言っても、さすがにその可能性に気付かない俺ではないので、ある程度利用もしてる。

一部の記事はそれを受け入れた上であえて語りかけるように書いたりしてるわけだ。

例えば記事「春気」とか。

この状態はアレに似ている…そう、サトラレだ。

サトラレがサトラレであることに気付くとどうなると思いますか？