退屈

突然ですが、岡山県からお送りしております。

なんでいきなりこんなことになってるのかって、友人に誘われたからです。

７：１６発の電車に乗り、２回乗り継いで９：３０頃に津山駅に着きましたと。

でもまあみんな暇じゃないからね、その友人も豆腐屋で働いてるため、
まあ少なくとも１２：００までは仕事があるだろうと。

２時間半どうするかと駅で軽く考えてみる。

まあ俺、のんびりするのは好きなんだけど、退屈するのは嫌いなんよ。

そんなわけで、市内を歩き回ってみることにしました。

今回の記事はそのリポートです。

津山駅を出た俺は、まず橋を渡った。

この橋を徒歩で渡るのは初めてだ、というか市内を歩くのが初めてだ。

今まで車で来たことは何度もあったが、車内からしか見てなかった景色を実際にこの足で回る。

ウキウキだねっ！！

何故橋を渡ったか…そう、とりあえず飯にありつこうと考えた俺は、
市が市民の反対を押し切ってまで力を注いでいるというアルネ津山店に向かうためだった。

あそこなら大抵のものは売っている。

１５分程度歩いただろうか、アルネに到着、が、そういえばこんな早くから来たことなかったわ。

閉まっていた。

とりあえず店の周りを一周してみた俺は、脇にある商店街に突入した。

さすがにまだ開いている店は少ない。

というか、食べ物売ってたけどもういいかなっていう気分になってた。

そのまま進んでいくと、ごんご通りに出た。（なんか河童の像とかがある）

ここも幼いころからよく見てきた景色だ。

幼稚園ではこれから散歩にでも行くらしく、園児が階段に詰め込まれてギャーギャー言ってた。

そのまま上り坂を上がっていくと、犬の足跡の付いたショートケーキ型の建物がある。

そこは十字路になっていてとりあえず右に曲がってみた。

鶴山公園の入り口の像は酸性雨の影響を受けたらしく、３人とも楽器を演奏しながら泣いていた。

だんだん見覚えのない道に入っていったが、この辺りならまだ心配はないだろう。

そろそろ朝飯を食ってなかったことと昼飯を買ってなかったことを後悔し始めていた。

コンビニでもあればいいのだが、こんな時に限ってなかなか見当たらない。

看板で確認したところ、鶴山公園からはすでに７００ｍほど離れていた。

津山総合体育館が見えた。

中学の時は卓球の大会で何度か来た覚えがある。

つまり俺はこの道をこのまま行けばどうなるのか知っている。

やはり知っている道を進んだ方がいいと思い、記憶通りに道を進んでいく。

ようやくコンビニにたどり着き、昼飯（朝食？）を買う。

坂道を下りていくと、再び看板に鶴山公園の名前が見えた。

なに？１００ｍだと…ッ！？

さっきの十字路に別の道から戻ってきてしまった。

同じ道を戻るのは嫌だったので１本だけ残っている道へと進む。

が、どうやら俺はひたすらまっすぐに進むのが嫌いらしく、
ちょっと大きな交差点を見つけるとすぐ曲がりたくなってしまう。

おにぎりを食べながら歩いてると、なんだか自分がネカフェ難民的なものに思えてきたよ…

すると今度はずっと渡ってみたいと思っていた橋が目の前に現れた。

見たところ橋の分類はコンクリートアーチ橋だろうか？

車道４車線を歩道がはさむ形になっており、歩道と車道の間からは下の川が見える。

車道、歩道どちらも同じ緩やかな弓なりの形をしていて、百数十ｍを２本の橋脚で支えていた。

実際に歩いてみた感じはかなりの迫力があり、軽い絶叫マシンに乗ったかのようだった。

そのわりにかなり安定感のある作りで、橋としての作りは見た目、機能共に申し分ない。

その橋を渡りきると、今度はその橋と初めに渡った橋の間にある橋も渡ってみることにした。

この橋は最終的に歩道橋とつながっており、それを渡ればアルネ津山の２階に入れる。

が、この歩道橋、タイルが所々はがれているし、おまけにいくつか盛り上がっている部分がある。

本屋に寄り、今度は１階から出てみたが、盛り上がっている部分の下には支柱があるようだ。

早い話がこの歩道橋、重力に耐えることができていないのではないか？（つまりは設計ミス）

でも支柱がないところも盛り上がってた、もうわからん、とにかく金があるなら直した方がいいな。

このまま津山駅に戻っても良かったけど、まあどうせだから最初の橋に戻らずに直進。

河川敷でさっきの幼稚園児たちと再会した。

ほほえましい光景だったが、変態扱いされては困るので見ないようにした。

そしてある程度歩いて気づいた、朝から何も水分を補給してない。

まあ買う機会は結構あったし、最初のコンビニで買っておけばよかったんだが、
自動販売機を探すことにした。

川の向こう側には作陽高校が見える。

確か数年前にサッカーかなんかの全国大会で準優勝したよね。

やっぱりちゃんと見てないとすぐ忘れるな…

無名だったからか、実況の扱いがかなり酷かったのを覚えている。

決勝戦までは作陽に負けた高校のことばっかり言ってたよ確か。

垂れ幕がかかっていて○○順平って人がなにかの日本代表になったらしい。

その何かは字が小さくて見えなかった。

しかし自販機って、やっぱり欲しい時に見当たらないんだよね。

でももう少し歩いたところにある万歩書店にはあるはずだ！

本来の目的であるはずの書店には入らず自販機へと向かう。

まさに”二次的”欲求を満たした。

もう１１時も回ったし、そろそろ友人の仕事にも終わりが見えてくる頃だろう。

でもまあとりあえず行けるところまで行ってみようじゃないか。

途中で車が少なくなったのを見計らって４車線を横断してみたりもしつつ。

まあそれは良かったんだけど横断した先に歩道がなくてさ。

みんな引き殺すと言わんばかりに後ろから猛スピードで走ってくるわけよ。

怖かった＞＜

さらに数十分ほど歩き続ける。

が、私の旅にもようやく終わりが見えてきたようだ。

コーナンが見えたと思った瞬間、足が悲鳴を上げ始めた。

もう少しだけ頑張れ、近くのデオデオには確かベンチがあったはずだ！

デオデオに着いた頃には、もはやかかとがなくなっていたに等しかった。

なんかもう、ベンチに座ってすぐ放心って感じだった。

そのときが１１：５０分頃。

１２：３０頃に友人からメールが来るまでほとんど動かなかった。

順平の名字を忘れたのもこの疲労が原因だよ間違いなく。

燃え尽きたぜ…

まあそんなわけで、メインディッシュの前にありえない物を食わされた気分でしたよ。

あえて言おう、自分が悪い。

あとはもう、友人と遊んだだけです。

カラオケにも行きましたし、帰ったら遊戯王ＧＸの最終回やってました。

なぜか消えたはずのあの王様が出て来てたね。

そんなわけで、この長い１日を表すかのように長くなりすぎたこの記事を誰か何とかしてくれ。