大口

図書館戦争の第１１話がえらいことになった件

図書館を守るために敵を片っ端から撃ちまくる笠原。

自らの体を盾にマシンガンから作品を守って倒れる玄田。

重要な書類を守ろうとして肩を撃たれた挙句、火の海にのまれる堂上。

図書館の自由が侵されるとき、我々は団結して、あくまで自由を守る。

これは１２話も見逃せないぜ！

ちなみに名字だけ書かれてもわかんねーよって人の為にアニメ公式サイトを貼っておく。
http://www.toshokan-sensou.com/

公式サイトでも微妙な身長差の描き分けは健在（笑）

さて、そんなどうでもいいことは置いといて。
（本当はどうでもいいことじゃないけど、この記事にとってはどうでもいいことなんだ）

高校の時に比べて美術部員の絵ってどうなの？っていう話なんだけど、
こういう他人と他人を比べるような話を聞きたくない人は帰った方がいい。

俺の高校はバカ校だったと散々書いてきたが（？）、技術的なものに関しては自信があった。

多分同じ高卒という立場だったらほとんどの同級生がゴミに見えるほどだろう。

俺は環境技術科（主に土木）だったが、この他に環境デザイン科という科がある。

主に美術や被服のデザインを学習する学科で、
毎年文化祭には文化センターでファッションショーをやったりもする。

現在ここで妹が被服を学習している。

絶対絵の方に行くと思ったのに。
自慢じゃないが、俺の兄弟には絵が下手な奴はいない。
（まあ俺より上手い奴もいないけど、母は弟の絵の方が好みらしい）

この環境デザイン科、実は全国のポスターコンクールで１位になるような人もいたりして、
（学力と反比例するかのように）かなりレベルが高い。

デザイン科の教室が並ぶ３階には彼女達の数々の作品が飾られている。
（基本的に技術科は９０％以上男子、デザイン科は８０％以上女子）

というわけで、実は高校の時の方が「すげぇ」と言える絵をたくさん見ている。

あの３年間は「やっぱ高校生だとこれくらいが普通なんだな」という感覚で過ごした。

だから入学して間もない頃、ロビーに飾られている絵を見てもそれほど上手いとは思わなかった。
（もちろん狼を除いて）

今の１年生はどう思っているんだろうか？
（ここから攻撃的な流れに入ります）

お世辞にも良い目を持っているとは言い難い者がいることも確かだ。

何も言わなかったが、サークル紹介冊子で１年が「上手い」と言った絵のほとんどが下手だった。
（まあ比べる対象のレベルが違い過ぎたのかもしれないが…）

そもそもどんな絵を上手いと思うかは人それぞれである。

これを今年の前期、身をもって体験した。

これ↓を「上手い絵」と言っ（ちゃっ）た教授がいる。
画像にはあえて粗く見えるよう処理を施してあります

正直、間違ってもこれ↑を上手いと言ってはいけないと思う。

この教科書には、この他にも常軌を逸した落書きの数々が掲載されてしまっちゃっている。

　　
３枚目とかどうみてもプギャー

これとかもう救いようがない。


何が問題なのかって、これを描いた人っていいおじさん（おじいさん？）なんだよね。

これが上手いと言われるような時代に、絵に上手下手なんかあるか？

もちろん友人から「って言ってるけど？」って言われて、「いや、ゴミだろ」って言ったけどね。

俺が美術部員であることは日頃の会話から既にある程度知れ渡っている。
「忙しい…」と言うと「展覧会？」という返事が来るほど。

高校の時にもいたんだよな…

技術科の方にはまあ絵で俺を満足させられるような奴はいなかったが、
自分は絵が上手いと思ってる奴ならいた。

で、そいつが俺の絵を見て言ってきたこと。

「組長（高校時代のあだ名）絵うめーな…（近づいてきて）負けんぞ？」

ちょｗｗｗ負ｗｗｗけｗｗｗんｗｗｗぞｗｗｗ

いやぁ、これは困ったね、あの時は笑いをこらえるのに必死だったから。

俺もそんなに上の方だとは思ってないが、お前程度の実力でそれはないわ。

ちなみに彼に絵の才能がないことは（絵を描く者として見れば）一目瞭然だった。
（一般人が見たらそれなりに上手いと思うだろう）

俺は実際下手なくせに自分は絵が上手いと勘違いしちゃって喧嘩売ってくる奴には厳しい。
（俺より上手くなくてもそれなりのレベルに達していれば余裕で許せるけど）

まず、絵を実際に見たのに、まだ勝てると勘違いしてるその見る目のなさが嫌だし、
自分より上手い奴は認めない的な考え方をしてるのも嫌だし、何かいろいろ嫌だ。

俺は間違っても自分より上手いと思った人にそんなデカイ口は叩けない。

自分より下手だと思っても、ほとんどの場合空気を読んで（人前では）デカイ口は叩かない。
（これはもちろんその絵自体に対してであり、ある程度描ける描けないに関する攻撃はする）

が、向こうから来た場合はさすがに別だよね。

まあなにかをしたわけでもないんですけどね。

そもそも高校時代は自分の絵を同級生に見せた事なんて２、３回くらいしかないから。

あの頃はこの人に見てもらいたいと思える相手じゃないと見せるのも嫌だったし。

ちなみにそれはどうやら大学に入ってからも変わっていないようで、
今回のコラージュの原稿を描いてるとき周りからやたら上手い上手い言われたけど、
「ありがとう」と言うか苦笑いするくらいしかできなかった。

ちなみに「なんだよ自慢かよ」と思うかもしれないが、否定する気はないから。

アンタも人に見せて上手い上手い言われればいいじゃん。

もう一度言うが、今はあれが上手いと言われる時代なんだぜ？

ちなみにこのブログで紹介している絵師のほとんどは圧倒的に俺より上手いと思っている。

今の時代絵の上手い人なんていくらでもいると言われているしな。

でも、頂点を探していくうち、ふと思ったんだが、
誰が見ても上手いと思う絵師なんて実はそんなにいないのかもしれない。

「誰が見ても」とは言うものの、さすがに時代遅れの爺さん婆さんまでは想定していない。

芸術の世界は常に古きを残しつつも、新たなものを認めていかなければならないものなんだ。

オタク文化が世界的に認められてしまった以上、もう否定する余地はないんだよ。

貴方は若い頃あれほど嫌いだった大人達と同じ立場にいつの間にか立っていないだろうか？
（嫌いだったかどうか、またその程度に個人差があるのは知ってる）

もし俺が（ネタとしてではなく）「今時の若いもんは…」とか言ってしまっちゃった日には、
それ以降俺の言うことは全部無視してくれていいよ。