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虚節イッター:記事を更新したいお年頃になってしまったようです
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少し前、深夜に放送していた謎の番組。

まあ、少し前って言っても夏休みなんですけど。

番組名はわからなかったんですが、世にも奇妙な物語の類似品という感じでしょうか。

深夜にそういう番組をやってるとついつい見てしまいますよね。

「ツィツィミトル」ってこういうことを言うんだよな。(←違う)

しかし、夜と恐怖を司る存在であるため、あながち間違いとは言えないのであった。

さてその番組なんですが、B級臭は漂うものの、なかなか面白かったです。
(続編が放送されるなら見てしまうであろうレベルで)

オムニバス形式でショートストーリーを何個かやってたんですが、
その中でも特に面白かった話を紹介します。

ある夜男が自室でくつろいでいると、隣の部屋からいやらしい感じの声が聞こえてきた。

つい気になって壁に耳を当てて聞いてしまう俺…ではなくその男。

すると隣の男女がなにか会話を始めた、耳を当てているので内容も聞きとれる。

男「今から面白いことするから」

女「え?なにそれ」

男「まあ見てろって…成功すると先が赤くなるんだ笑」

何のことかわけがわからないまま会話を聞き続ける男。
(確実にこの後なにか変態的なプレイがあるものと期待しているに違いない)

するとその時、目の前に電動穴開け機のドリルがゆっくりと突き出してきた。

やがてそのドリルは戻っていき、隣の男は言った。

男「チッ、失敗か」

さらに続ける男。

男「大丈夫だって、今度は絶対成功するから」

ふと男が周囲の壁を見渡すと、壁にはそのドリルのものと思われる無数の穴が開いていたよ。

という感じだったんですけどね。

なかなか(色々的な意味で)いやらしいネタを使ってくると思いませんか?

話の内容とかは確かにオオッと思いましたけど、それ以上にそこが気になりましたよ。

この他にも4作品くらいあったんですが、他はあんまり面白くなかった気がしますね。

覚えているものでは、以下の通り。

地下鉄のホーム、ヘッドホンで大音量で音楽を聴いている女。
なぜか周囲の人々が出口に向かって必死に走り出すがケータイをいじっているため気付かない。
やがて周囲の人々の中には血まみれになりながら走っている人も出始める。
周囲には人が全くいなくなり、女がふと視線を上げると、目の前に無差別殺人犯が立っていた。
カーマゲドン'09 in 東京」みたいな。

感想:人が血塗れになりだした辺りで展開が完全に読めた。

女がテレビを見ていると、ニュース番組で殺人事件を取り扱っており、
ちょうど自宅アパート周辺が映っている。
犯人の詳細は一切不明とされており、注意が呼び掛けられていた。
そこに設備の点検と称して謎の男がやってくる。
ニュースではわずかな目撃証言から犯人像の予想が行われており、
徐々にその男を気にし始める女。
「犯人は犯行現場の風呂場を~」と説明が続くが、ここで男が風呂も点検すると言いだす。
女は明らかに落ち着かなくなり、その男の様子をうかがう。
やがて風呂に入った男は悲鳴を上げながらその場に倒れる。
そこには血塗れの凶器や衣服、カツラなどが無造作に置かれていた。

感想:使い古されたと言っていいネタ、何故ただでさえ中弛みするこの位置に持ってきたのか。

夜道で一人女が帰宅していると、なにかゴソゴソと物音がする。
しかし、何度振り向いても辺りに人影はない。
以降物音は続いていたが特に何もないまま帰宅。
しかし、家の中に入った後もその物音がやむことはなく、押し入れなども調べる。
結局なにもないので眠りにつく女。
突然ここで女の耳元のアップ、そこには何かの幼虫が蠢いていた。

感想:Xファイルやね。

意地を張った代償みたいな感じのタイトル。
主人公が会社へ通勤していると、一人の男が少し前を歩いている。
遅かったので少し早歩きになりその男の前を通り過ぎると、なぜかその男がついてくる。
やがてそれはどちらが前を歩くかという争いに発展し、信号等を利用した激しい戦いが続く。
しかし、周辺の道を知っているのか、結局その男に負けてしまう。
勝ち誇った顔で主人公の方を見ながら去っていく男…と思った次の瞬間、
横から来たトラックにはねられ男は死んだ。

感想:トラックにはねられる、相手は死ぬ…ていうかお前が死ぬんかい。

最後にオチを持ってくることを含め、世にも奇妙な物語ですよね。

でも番組自体は全くの別物、タモリももちろん出てこなかった。

まあネタ自体は大したことないんだけど、深夜に見ることや情報を全く聞かされてなかったことで、
むしろ世にも奇妙な物語より楽しめたんじゃないかと。

今の世にも奇妙な物語とかどれだけ話が作り込まれてるかが焦点になってしまって、
肝心の怖さとか不思議さみたいなものはもうほとんどどうでもよくなってるからね。

たまにはこういう類似品みたいなものを楽しむのも悪くないでしょう。

あの番組が何だったのか、もし知っている人がいたら教えてください。

あ、知ってる人なんていないと思ってるからあえて聞いているのであって、
別に知ってても教えてくれなくていいですよ。
(教えてもらっても「そうですか、ありがとうございます」くらいしか言えませんし)

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