流星

大学生になって初めての１年間が終わる。

変な話から入ると、結局大学生になったら彼女ができるという都合のいい展開はなかった。

まあその要素が全くなかったとは言わないけど。

とにかく、今僕の横には誰もいないということだ。

でも少し考えたら当たり前だ。

彼女ができない彼女ができないと言いながら、誰にも告白したことがない。

そろそろ動いてみてもいいんじゃないか、俺？

…うん、なんかできの悪いエロゲのオープニングみたいな展開になってるね。

何度でも言うが、エロゲなんてやったことないけど。

この知ったかぶりをどうにかしなければ、私はあらぬ誤解を受けてしまうのです。

そこで、この１年間を物凄く軽く振り返ってみることにしようと思う。

感覚的には、前期は結構長かったように思うが、後期はまあ一瞬だったな…

結局早いか遅いかで言えば早かった気がする。

傾向としては、ニコ動やらなんやらのせいでオタク的知識が身についた年であった。

考えてみれば、オタク的な知識なんて名前だけ知ってれば意外と通用するものばかりだ。

もちろんこれは相手が一般人だった場合。

例えば去年の夏、俺は東方のCDを部員の方々の前でかけたことがあったが、
このときは正直持っているというだけに等しかった。

東方がシューティングゲームであるということも知っていたが、やったこともなく、
実際のプレイ動画を２、３回見た程度。

これを知ったかぶりと言わずになんと言う？

どの歌がどのキャラに対応するかも、最近ようやく分かってきたような気がするって感じ。

サウンドホライズンもまたしかり。

でもCD買ったからね、聞いてるうちにちょっとは分かってきたよ。

まあ、音楽の類はCDさえ買えばある程度は分かってくるものがあるよね。

問題はアニメの名前だけ知ってるとか、キャラクターだけ知ってるとかそういうパターン。

僕の悪い癖は、この状態で実際にそのアニメを見ている人の話に加わってしまうこと。

と言っても、知らないわけではないから「全然わかりません」と言うのもおかしいんだけどさ。

それは知っているうちに入るのかと言われれば、かなり怪しいのは確かだ。

でも僕は、それらをこれ以上深く掘り下げていこうという気がない。

なぜか、答えは簡単です。

見境がなくなる。

陰陽座にハマったせいでもう１０万円近く使っている…ひょっとしたらそれ以上かもしれない。

なんでもほどほどにしておかないと、金なんてあっという間になくなってしまうんだよ。

実はさ、絵に対してもこれといって技を知ってるわけじゃないんだ…

絵の勉強なんかしたことねーよ。

今までは好きなように描いてきただけだ。

その中で見つけたことは結構たくさんあるけど。

例えば、一度鉛筆で黒く塗り潰したところに軽く消しゴムをかけると、さらにムラなく塗り潰せるとか。

消しゴムを消すためだけに使ってる＆使ってない奴には勝ったな。

でも勉強してたらもっといろいろ知ってるんだろうな。

そして、いろいろ教えてあげるよとか言ってHOI☆HOIついてきた女を…

こんなキモい奴についてくる人なんか男女問わずいないね…

そうだ…俺の持っている様々な要素は、恋愛に関しては全てマイナスにはたらくのだ！

…知らんわ。

１人見つかれば、それでいいじゃないか。

ところで、「死ぬんじゃない！」を見て少しだけ泣きました。

僕は愛する人が死んだ時に涙を流せる人間だということがわかった。

よかったよかった。