[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「空気が読める人間の非日常的行動について」
昨今囁かれている悪口(あるいは侮辱と言ってもいいかもしれない)に「KY」というものがあり、
これは「空気が読めない」の頭文字を取ったものである。
KYに関しては具体的な判断基準は明確には規定されていないが、
一般常識の観点から行動を観察すれば該当者を推察するに難しくないものである。
実際には、主に集団の中にあってその集団の目的・行動に反した迷惑行為等を行ったり、
会話の内容が著しく不謹慎である等、誰の目にも判断できるものから、
その集団においての空気感に合わせることができていないという曖昧なものまで実に多様である。
また、KYの特徴として、多くの悪口と違い、誰もが対象になる可能性があるとは言えない。
基本的に空気が読めていないと思われる行動をとらない限り、KYが使われることはない。
そして空気が読めない人間と同様に、また同じような判断基準で、空気が読める人間も存在する。
彼らはその認定を受けた状態から行動理念を変更することがなければ、
概ねその立場を維持した状態で生活することができる。
逆に一度KY認定を受けた人間は、その印象をなかなか拭い去ることができないのである。
(それでも近年では差別的な印象も薄れ、扱いも軽くなってきてはいる)
尤も、空気を読む能力に関してはその人間の根本的な判断基準自体が大きく影響するため、
どちらの場合も意識して変更するのは難しい、あるいは不可能に近いというのは言うまでもない。
さて、今回の議題は、空気が読める人間についてである。
彼らは時として、神から与えられたとでもいうかのような、
特殊な行動(未来予知と言っても過言ではない)を取ることがある。
今回は、具体例を踏まえた上で空気の読める人間の脳科学における可能性について論じてみたい。
っていうのは嘘で、「これは今までで一番空気が読めた」って言える経験を聞いてほしいだけ。
舞台は中学時代、昼食前に友人と3人で会話をしている時だった。
ああいうのは、自分でも何かこれまでの会話とかから傾向をつかんでるとかあるんだと思う。
でも実際その時はそんなことは一切考えてなくて、
普通に友人の話を聞いてたら、なぜかいきなり「コイツは次にゲッツをやる」って思った。
もちろん相手は会話の真っ最中でそれらしい素振りも一切ない。
もう一人も普通に話聞いて笑ってる。
話している内容からそろそろ話が途切れるのがわかり、軽く腕を準備する。
この時期のゲッツと言えば、とりあえずやっておけば鉄板といえるギャグだった。
もう違ったとしてもここはやっとくべきだろうと思って、
案の定話し終わった後に0.4秒くらい間が空いたから思い切ってゲッツ!と叫んだ。
…申し合わせたのかと疑われるほど、完全に同じタイミングだった。
もう一人も反射神経があったのか、1秒も経たないうちに追いついてきたが、
「ゲッゲッツ!!」みたいな感じで明らかにワンテンポずれていた。
友人は勿論「なんでそんなにできるん?」(ついてこられる的な意味で)と言っていた。
僕はそのまま「何となくやると思った」と言った。
実際にこの同タイミングゲッツを成功させた僕自身ですら、
なぜやると思ったのかが全く分からず、当時は笑うしかなかった。
これはもちろん空気が読める読めないだとかの話が全然普及してない頃の話だが、
空気が読めるっていう現象自体はこの頃から既にあったってことだね。
(多くの出来事は大多数の人間から確認されていないことによって無かったことになる)
経験から言えることとすれば、空気を読むことに関してはちょっとしたルールがある。
「一度読んだ空気の内容に対しては、
他の全ての可能性を破棄してでも行動を起こさなければならない」
実際あの時はもうゲッツをやることと会話の途切れるタイミングしか考えてなかった。
行動を起こさなかった場合、やると思っていたという思考が錯覚である可能性を否定できないが、
今回の場合は明確な行動を伴った経験だったため、強烈に記憶に残っているわけだ。
(正直中学時代の会話なんてこの他にはほとんど覚えてない)
人間も幼い頃にはなんらかの超能力的なものが備わっているというのはよく聞く話だが、
今にして思うとあれが僕が使った最後の超能力だったのかもしれないな。
…まあ、最後かどうかはまだ分からないけどね。
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
01 02
07 10 11
01 02 03 04 05 06 07 08
01 02 12
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
09 10 11 12