残留

芸術家と呼ばれる人たちにおかしな考え方をもった人が多いことは事実なわけですが、
それはどうも極端な思考をしてしまうことに起因しているのではないかと思うわけですね。

例えば、道でいきなり人に殴られたわけです、何の理由もなく。

あなたはどう思ったでしょうか？

「困った人間だ」？

それとも、「人間は困った生き物だ」？

言うまでもないですが、下は極端ですよね。

あたかも自分には１を見るだけで１０を理解する力があるとでも言うかのような考え方です。

そして、人間の醜い部分を適当に並べ、人間はもっと変わるべきだとか、
最後には人間はいなくなってしまえばいいんだとか言いだしますね。

このような思考にとり憑かれてしまった人間は、様々なことにこれを使い始めます。

というのはどういうことなのかというと、自己中心的な考え方を始めるわけです。

自分は社会の一部でしかないということは分かっている。

分かっているけど、それを理解しようとしない。

理解しようとしないのは理解できないのと同じですよ。

勉強しようとしないのは勉強ができないのと同じですよね？

とにかく、何かで被害を受けた自分とその他の人と、第三視点からの自分を設定して、
ちょっとでも自分が特別な存在になったかのような優越感みたいなものを味わいたいんですね。

今の時代、どこまでいっても世界の中心に自分がいるなんてことはできませんね。

日本を征服した程度で世界を支配することができるとも思えません。

逆にそれだけ難しいからこそ、いざ支配した後の重圧も相当なものでしょう。

はやい話が、そんな考え方をしていては駄目なんですよ。

他人に何かをしてもらいたいと願っているだけでは駄目なんです。

してもらいたいなら頼まないと。

しかもそれなりのお礼をしないといけないんだと思います。

多くの人は、損得がちゃんとしていれば納得してくれます。

自分が何かを頼むとき、相手が引き受けてくれないのではないかと思うのは、
自分自身がそれに見合うだけのお礼を用意していないからではないでしょうか？

で、申し合わせたかのように結論は別のところに行き着くわけですが。

皆同じように与えられたものがあった。

今回の場合、それは時間だった。

私が今苦しんでいるのは、それまでそれに見合う分だけ楽しんだからだ。

これだけの情報で何が言いたいか分かってもらえるでしょうね。

ちなみに今回本当に言いたかったことは空白を抜いて６行目辺りまでで終わっています。

誰か宿題やってくれないかな…