大切

俺には人生の教訓としているコピペがある。

…なんてバカな台詞なんだ（笑）

本当はこれを教えてあげたい人がいたんだが、今はもういない。

そのコピペっていうのをそのまま貼ってもいいんだけど、ここはあえて簡潔に説明する。

大学生とある教授のコピペなんだけど、大学生が忙しい忙しいとつぶやいていたんだ。

そこに教授がやってきて、容器に大きめの石を詰めさせるわけ。

で、もう入りませんと言うと、確認した後にそれよりも少し小さい石を詰めさせる。

これを繰り返して容器にほとんど隙間が無くなるまで繰り返す。

そして教授は何が言いたいのかわかるかと聞く。

学生はどれほど忙しくてもちょっとした時間ならいくらでもあるということですねと答えた。

そこで教授は言ったのだ。

「違う、この実験で大切なのは、小さな石を入れた後では大きな石は入らないということだ」

…ね、これが人生ですよ。

真に大切なことを見失ってどうでもいいことばかりしていると、
自分が本当にやりたかったことはいつの間にかできなくなっている。

今しか手に入れることができなかったものが手に入らなくなっている。

少なくともそれは金さえ払えば手に入れることができるほど簡単なものではないだろうね。

そして、一度でもその機会を逃してしまえば、もう二度と同じチャンスは訪れないんだ。

このコピペに出会えたおかげで、俺はそこそこ悔いのない人生を送ることができている。

特に、これから俺には逃してはいけない機会が何度も訪れることになる。

まずは最後の単位取得。（本当に最後ではないけどね）

研究室の仮配属判定で全ての項目を満たしていたので仮配属は決まったわけだが、
今期で受講する科目のほぼ全ての単位を取得しなければ結局は駄目だ。

そして間髪いれずに訪れるというか同時進行でやってくるのが就職。

これを逃すと本当にとんでもないことになる。

特に土木業界自体にもう新たな人材を雇うだけの余裕がない状況だ。

せっかくここまでやってきたことが無に帰すことになりかねない。

そういうのを逃さないことこそ大事なんだよ。

俺は高校受験で一度逃してしまった。
（まあそれがあったことで後の展開にはむしろ良い影響もあったとは思うんだが）

でも意識し出してからは本当に必要な時はほとんど失敗してない。

なにしろここまで勉強嫌いな奴が国立大学にストレートで進学しているということ。

特に前期とか勉強する気は全くなかったけど落としてはいけないと思ってるだけで、
気付いたら過去問解いた紙が２、３０枚くらい積み重なってた。

余裕で勉強に５、６時間使うとかできたし、問題の解き方も好きなだけ記憶できた。
（ちなみに１２時間くらい勉強に使おうと決めておいて、実際に使ったのがこれくらい）

そしてそれに対応するかのように良くなっていく成績。

「これみんなヤバいって言ってたけど、そんなに難しいかな…」

「でもみんな落とすらしいし、だとすれば自分も落とすんだろうな…」

で、フタを開けてみれば、結局取れてる。

そんなものなんですかね。（後期で酷い目に遭うフラグ）

ただ、意外と勉強頑張ってるメンバーでも前期全取りできてた人は少なかったみたいだ。

学力では絶対に俺の方が劣っている自信があるんだがな。

やっぱり気の持ちようってことなんでしょうね。

でもよかったじゃないですか、これでみなさんも本当に大切な時を見極められますよ。

小さな石を詰めた後では、大きな石を入れることはできないんだ。