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今日も仕事が長引いて帰りが遅くなってしまった…
でもいいの、どうせ待ってくれている人なんていないから。
私の名前は岬日和(みさき ひより)、去年から某有名企業のOLとして働いている。
日々仕事をこなしながら同僚達と食事をしたり、後輩の社内恋愛をこっそり見届けたり…
そんな普通の女だと、自分では思っている。
今日は少し気分が悪い…あの影のせいだ。
その影は、さっきから私の後ろを一定の間隔をあけてついてきている。
もちろん振り向くことはできない、でも、何か嫌な予感がする。
実はこういうことは今までにも何度かあった。
でもこの辺りは工事現場が広がっていて、人通りも少ない。
もし今何か起きたら…
私は少し早歩きになった。
影も速度を挙げてついてくる。
私は道をそれ、無造作に詰まれた資材の間へと逃げ込んだ。
しかし、そこまでしてもまだ影は消えてくれなかった。
それどころか、ついに影はゆっくりと私の方へ近づき始めた。
このままでは悲劇が起こってしまう…
そう思ったとき、ついに目の前に男が姿を現した。
全身黒ずくめで手袋をしている。
手にはナイフ、これから私を襲う気なのだということがすぐにわかった。
私は恐怖で声を出すことができない。
男も一切声を出さず、ニヤリと笑う。
男の白い歯と鋭い目、そしてナイフの刃先が月の光に照らされている。
私を追ってきた影は、完全にその男とつながっていた。
私は力を振り絞って必死に恐怖を抑え込み、叫んだ。
「逃げて!!」
…でも、そう叫んだときはもう遅かった。
目の前で男が鉄骨の下敷きになっている。
これは偶然?…いえ、違う。
私にはわかっていた。
これはあの影がやったんだ。
私の身に危険が迫っているとき、私はあの影を見る。
そう、あれは死神の影。
なぜかいつも私を守ってくれる、優しい死神の…
「たすけて!デスサイズ」
何やら質の悪い話を思いついてしまったものだなあ。
まあ後の展開は限られているようで意外と幅が広いんじゃないかと思う。
例えば死神の姿を見る機会があって恋に落ちてしまうとか、
あるいは死神だと思っていたのは実は守護霊かつ自分の前世で、
来世で必ず結ばれると約束した男の存在を聞かされ、その男を探す旅に出るとか(笑)
…でもなんかこういうネタ、既にどっかにありそうなのが怖いな。
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