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大学が始まりましたが、いきなりなかなか内容が濃いです。
とりあえず例の複素関数の件は一段落しました。
2自由度系のバネモデルに関する解析システムの一部だったらしいです。
バネの上にもう一つバネが付いていると考えてください。
このとき例えば地震動が加わったとすれば、バネの応答のモードは2つ。
1つは2つのバネとも同じ方向に動く場合、もう1つは互いに逆方向に動く場合です。
こう言った場合の計算では行列を使って行うらしいんですが、
対角行列にしないと各モードごとの解が出せないんです。
(行列の成分に二つの変数を含むものがあるため)
そこで対角行列にするためにそれらの成分を0に近似するらしいんですね。
まあ近似ということは当然そのせいで誤差が発生するわけで、
今回の研究ではその成分も含めた計算システムを作るというものだったわけです。
(これにより得られる解は真値に近づくことができる!!)
僕がやっていたのはこの行列の計算結果の確かめだったわけです。
その計算式も完全に全ての条件を考慮しているわけではなく、
途中で少し近似が入っているんですけどね。
そのせいかどうかは別として、結果はあまり従来の解とあまり変わらないものだったようです。
これについては教授も残念そうでした。
そういうこと含め、なぜか終了後に教授と1対1で3、40分くらい話してました。
メインはそれではなく2、3年前の人がやってた研究の話だったんですが。
盛土の崩壊についてなんですけど、30メートル級の盛土とかになると、
盛土だけの破壊を考えるのではなく、盛土の応答と周辺地盤への影響を考慮する必要があると。
で、どの程度の範囲の土が盛土と一緒に動くかという事を知りたいわけです。
構造研究室でちょうど水を使って同じような実験をしてたんですね。
ドラムを傾けた時にどれだけの水がドラムと一緒に動くかという研究だったんですが。
それを応用して去年起こった東名高速道路の崩壊を物理的に解析しようという研究です。
何お前ら勝手に涙目になってんだよ。
俺なんか目の前にそれを楽しそうに話しかけてくる教授そして味方なしだぞ。
たまにこの程度ならわかるだろって感じで質問が来るんだぞ、まあわかるけど…
おまけに流れで僕がその研究をやるような雰囲気になりかけましたからね。
本当にやることにならなかっただけマシですが。
なんかゼミも質問しなかったら退室させられるらしいしな。
どうも研究室とはそういうものらしいですね。
まあ、他の人も同じように苦しんでるんだろうし、頑張るしかないな。
やめろお前らの研究室の話とか聞きたくもないからその忌々しい口を今すぐ閉じるんだ!!
両手を挙げるんだぁああッ!!
でも大学に行ったおかげで森博嗣の小説「虚空の逆マトリクス」の意味はわかったよな。
虚空というのは数の単位ですからその逆行列、つまり1垓分の1分の1で1垓ということです。
…よね?
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