第三

本日（１２日）、「戦国BASARA３がWiiで発売決定」との情報が流れたことによって、
一部の掲示板などでサード（ハードを持たないゲームメーカー）の獲得に関して、
激しい論争が繰り広げられた。
サードパーティー（W\iki）
Wiiといえば今やDSと並び「任天堂の独り勝ち」といわれている次世代ハードであるが、
実はゲームキューブが発表された当初、既に「レボリューション」としてこの構想は完成していた。
（実際にWiiのソフトに「お姉チャンバラ レボリューション」等がある）

ゲームキューブは従来のゲーム機の集大成として開発し、
レボリューションでまったく新しいプレイスタイルを確立するのが任天堂の狙いだった。

結果としてこの作戦は成功とも失敗とも言い難い状況ではあるが、
DSがあったおかげでなんとか一命を取り留めているといったところ。
（ちなみに家では俺と弟が１台ずつ持ってる）

そして最近、Wiiの売り上げが昨年の同時期に比べ明らかに減少したことに対して、
任天堂側からソフトに恵まれなかったのが大きいとの見解があった。

ところがこの度のモンスターハンター３に始まり、三国無双３やテイルズオブグレイセス、
ドラゴンクエストⅩ等、ここにきて急にサードソフトのWii集中が始まっている。
ちなみに俺ここで挙げたソフト、全部買わない気がする。
この原因としては、一部ではサード側の戦略として現状ではこれが一番といったハードが無く、
どのハードで出しても売り上げを期待するのが難しいため、早く一番を作るためとの見方もある。

実質国内においてはWiiの売れ行きは価格の差もあって他のハードよりも伸びてはいるが、
その実情はWii購入者にはそもそも従来のゲーマーが少ないといったような、
数と売り上げの期待値がなかなか一致しない実態がある。

実際にモンスターハンター３の発売によって前週の４倍近い本体売り上げを記録したWiiも、
現在ではソフト売り上げ６０万本程度で勢いが止まり、早速ソフト価格は急落しているらしい。

第２のポケモンといわれるモンスターハンターシリーズであるだけに、これはなかなか痛いところ。

しかしこの背景には、そもそもWiiの購入者層からの需要があまりなかったことや、
同ソフトを本体を含めて新たに購入した場合、他に遊ぶソフトが少ないといった問題がある。
（俺自身前に記事で持ってるソフト一覧を紹介したことがあるが、その時から１本も増えてない）

逆に言えば、今後これらのソフトが続々とWiiで発売されることによって、
この問題は解決される可能性もある。

またPS３に比べ価格が安いため、本体を含めた購入がしやすいハードであるともいえる。

しかし、それでもなおWiiでの人気シリーズの売り上げが伸びない背景には、
かねてから言われている任天堂信者対ソニー信者の問題があると言わざるを得ない。

いかに面白いソフトが発売されたとしても、任天堂ハードだから買わないといったような具合だ。
（ちなみに俺の場合、弟が買ったキューブのソフトだけを購入していて、独り暮らしをするにあたり、
それらのソフトをプレイするには互換性のあるWiiが必要だったことと値段の安さにより購入）

これについてはPS２時代に多くのサード、ゲーマーがソニー側についたことにより、
“現代でいう”純粋なゲーマーからの支援に関しては任天堂側が圧倒的に不利だ。

携帯ゲーム対決では長期にわたって天下を統一していた任天堂も、
据え置きハードの黄金時代は６４までと見るのが正直なところだろう。

そもそも現代では据え置きハード自体の売れ行きが期待されていないため、
任天堂側にDSが売れていれば大局に影響はないとの見方もあったのではないかと予想している。

と、まあ任天堂に厳しい状況が続いているのかと思いきや、
今やソフト売り上げランキングはほぼ任天堂ソフトで埋め尽くされているという現状がある。

これにより、「任天堂ハードでは任天堂ソフト以外は売れない」とも言われている。

まあ任天堂のソフトは面白いからそれで十分だと思ったりもするわけだが。
（例えば「零～月蝕の仮面～」等人気シリーズが任天堂から発売されることもあるので）

さて、それらの背景を含め、本当に戦国BASARA３はWiiで発売されるのだろうか。

実は同日、CAPCOMの公式サイトにて一部報道は正式なものではないとの告知があった。

そもそも任天堂とCAPCOMの関係はGC時代からあまり良くはなかった。

GC完全独占タイトルとして発表、発売された数々のソフトは、
その後追加要素を含めて悉くPS２等の他機種へと移植されていった。

なんと今後のバイオシリーズはGCで作っていくとの発表もあったというから恐ろしい。

それもあってか、今やCAPCOMは全てのハードから裏切り率第一位のレッテルを貼られている。

しかしここにきてバイオハザードのクロニクルズシリーズや移植版４、モンスターハンター等、
Wiiにおいてはある程度の成功を収めることのできたソフトが出始めたことに加え、
前作「戦国BASARA２　英雄外伝」が２とのダブルパックとしてWiiで発売されたこともあり、
後々移植はあるにしろ、「とりあえずWiiで発売される」ということに関しては現実味はある。

ただし、プレイヤー側の意見として本作のクオリティに関し、
Wiiで出すと確実に期待したものに届かないといったものが多々ある。

HD機が定番になりつつあるいわゆる「シリーズもの」ゲーム業界においては、
次世代唯一のSD機であるWiiではなかなかクオリティ的に実現できない部分も多いことは事実だ。

しかし、前作からの凄まじい劣化により物議をかもしたドラクエⅨも既に３５０万本を突破。

クオリティよりも内容やブランドにこそ需要があるのではないかという見方もできる。

ただ、少なくともBASARA等のソフトの需要はキャラクターやクオリティにあり、
そういった意味ではWiiで発売することによってどうなるか一概に言うことは難しく、
同時に非常に興味がある部分でもある。

発表が待ったをかけられた以上、無難にPS３等で発売されるということも十分考えられるが。

じゃあ俺の意見を言わせてもらうけども、Wiiで出てくれれば素直に嬉しいよ。

久しぶりに遊べるゲームが増えるし。

ただまあ、このソフトはこのハードで出るからもう切るとかそういう話は正直どうでもいいというか、
結局ハード全部持ってる奴が独り勝ちってことだよ。

それに今の時代、手に入らなかったからといってプレイ動画見ればプレイと同等に楽しめるしな。
（まあできるならやりたいけど）

実はこの辺も市場に少なからず影響があるんじゃないかと思ったりするわけだが。

ちなみにWiiはSD機だが、それを利用して「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」を使用し、
本体を改造することで動画を視聴したりフリーゲームをプレイできるようにする方法があるらしい。
（改造といってもソフト側のバグを利用するので本体を一切いじらないことがポイント）
http://www.oshiete-kun.net/archives/2009/05/0906-26.html
まあでもせっかくWii持ってるんで、本当に出すんならぜひ出してくれ。

別に出なくてもなにも残念じゃないけどなッ！！

ていうかそれ以上に蒼き独眼がBASARAじゃなくてぱちんことのタイアップだったの残念だ…