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ニニギは襲い来る数々の罠を破壊しながら天守閣を目指していた。
…さすがは敵の本拠地、そう簡単に通してくれるわけもない。しかし、私は負けない。
サクヤはこの手で必ず助け出してみせる。
「ニニギよ、そこまでだ。ここから先へ行きたければ、私を倒してみろ。」
「お前ごときが、草薙の剣に太刀打ちできるかな?」
「甘く見るな。こちらにも、この天の尾羽張がある。」
「…参る!」
「応!!」
ニニギは剣を振りかざし、一直線にイザナギに斬りかかった。
イザナギが剣を構えると、ニニギはすかさず構えを変え、横からの強烈な一閃を放つ。
イザナギはそれを受けると同時に素早くかがんで衝撃を反対へ逃がし、
腕を一回りさせてニニギの胴を切りつける。ニニギは剣の柄をイザナギの肩に当て、
宙返りして斬撃をかわし、突きを放つ。イザナギは前転してそれをかわすと同時に足を狙う。
ニニギは飛び上り、イザナギに向かって剣を突き立てる。イザナギは素早くその場から跳び退いた。
「このままでは長い戦いになりそうだな…」
「だが、どれだけかかろうと私はお前を倒す!」
「フン…天の尾羽張!!」
剣はイザナギの生命力を吸収し、闇の力をまとった。
「なんだと!?」
「さあ、続きと行こうか…」
ルイの目の前に翠色の剣が現れた。ルイはそれを空中で掴む。
「カグツチ、城壁スレスレまで後退して、あたしも出るわ!」
「わかった!」
「サイレント・スクリーム!」
双頭の走狗があげた叫び声は真空の刃となり、城壁の上半分を切り裂いた。
内側に向けて反り返った城壁が崩れ落ち、中心部にいた異形達の上に瓦礫が降り注ぐ。
「来なさい、サイン・オブ・ザ・クロス。」
白銀の騎士は敵陣を舞うように移動し、ルイの元へ駆け寄る。
「この剣であの輪を切り刻みなさい。」
「ついに俺の出番だな。」
「ええ、いくわよハイチ。」
「よし…ゴースト・レギオン!」
亡き人の軍勢が戦場を駆け抜ける。しかし、異形と霊は互いに干渉できない。
白銀の騎士はこの間も「聖輪ウロボロス」を切り刻み続けた。
しかし、それらは闇雲に刻まれるのではなく、すべてが武器のような形状に切り取られていく。
「さあ、あたしも出陣よ。ブラック・ナイト!」
ルイは漆黒の騎士の上に飛び乗った。
「メタル・マスター…スティール・ロード・オン・ホイールズ!」
騎士の脚部につけられた機構が作動し、巨大なハンマーを前に突き出したまま、騎士が突進する。
「ニードルド、デジャビュー!ヘヴィメタル・サンダー!!」
ハンマーは巨大な槍へと形状を変え、稲妻をまとった騎士が再び戦場を駆け抜けた。
双頭の走狗とハイチが交互に敵陣へ攻撃し、カグツチも次々と異形を叩き潰していく。
異形の群れは増殖しては殺されていたが、徐々に数が減少し始めてきた。
白銀の騎士がすべての欠片を切り終え戦場に駆け戻ったのを確認し、ルイが叫ぶ。
「ハイチ、今よ!」
「よし、みんな、俺達の力を見せる時が来たぞ!!」
「あなた、素敵よ。」
「アイナ、行くぞ!」
「はい!」
霊達は「聖輪ウロボロス」の欠片をそれぞれに装備し、一斉に構える。
「ゴースト・レギオン第二形態…ポルター・ガイスト!」
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