欠落

他人の目を惹く人間というものは、何かが欠落していることが多い。

聞くところによると、F１レーサーはスピードへの恐怖心が欠落しているらしい。

これと似たことが俺のブログでも起こっていて、例えばこの前の「対魔忍アサギ」とか、
思いっきりエロアニメなわけだ。

これに限らず、注意して見るとこのブログは下ネタだらけだ。

そして、知人はおろか、自分の親までもがこのブログを見ている。

少しくらいは恥ずかしくないのかと聞かれそうだが、答えは「全く恥ずかしくない」。

恥ずかしいのが逆に気持ちいいとかではなく、本当にこれっぽっちも恥ずかしくない。

俺には羞恥心が欠落しているようだ。

…この二つを同じ次元で語ってはいけない気がしてきたのでこの話題はここらでやめておこう。

と思わせつつ次の話題につなぐという方法。（DKS）

教授というものにも何かが欠落している人間が多い。

他の助教授たちからも天才と呼ばれているような人間には特に当てはまることだ。

以前姉さんの「好きな教授の講義は楽しい」という言葉を聞き、
今まで考えたこともなかったが、自分にはそんな感覚がないことに気づいた。

僕には好きな教授なんていないよ。

…しかし、ある意味面白い教授ならいる。

その教授の講義は確かに早く感じる。（まあ９０分を長く感じた事なんてほとんどないけど）

その教授は「ショージ」と呼ばれている。

本名は「正一」なのにショージ…理由は一つ、村上ショージに似ているからだ。

というか、声については似ているというレベルではなく、
目を瞑るともはやそこにいるのは村上ショージだ。

しかも喋り方や噛み方、喋りの癖までが似すぎている。（もちろん判別できるレベルだけど）

ひょっとしたら実の兄なのではないかと思っている。

もうね、ガキ使の企画で教授になりきってるようにしか見えないからね。

９０分ガキ使を見ているような感覚で講義が進んでいくわけだ。

ちなみに前期にあったこの教授の「数学Ⅳ 微分方程式」は落としたけど。

というか、ラプラス変換とかフーリエ級数展開とかの方法は理解してテストに臨んだのに、
問題はそれとはまったく違う部分にあったからね。

フーリエの問題で積分するとき積分したものにさらに積分が必要になるような関数が出た。

ようは積分が無限ループするような関数。

こういった場合、その関数をiとjに分けて無理やり積分しないといけないらしい。

が、そんなこと教えてもらったことないんで、ちょっと何言ってるかわかんない…
（ニコニコで組曲数Ⅲ・Cを見て、この１年半で一応全ての範囲を学習したことを知った…
が、どうやらこんなところに穴があったらしい）

しかもよりによってテストでいきなり出されてもね…

言っとくけど、学力だけで見たら多分美術部の中でも俺は最下位クラスだからな。

まあ頭がいいかどうかは学力だけでは決まらないけどね、
というささやかな悪あがきをしつつ進めていくわけですけどもね。

でも、ただ村上ショージに似ているだけだとそこまで面白くないでしょ？

「土木材料学」で建築材料が具備すべき条件についての話になったとき、
いきなり一人をあてて、車を買う時に何を重視して選ぶかを聞いた。

「長持ちするかどうか」という答えに「ほう、耐久性やな」と返したまでは良かったが、
「それだけか？」とか言いだし、「強さ」という答えに「強度やな」等と条件を追加させていく。

そして最終的に黒板に書き出された条件がこれだ。

１）耐久性　２）安い　３）強い　４）美しい　５）扱いやすい　６）強い

もう教室中から「クスクス…」の嵐だぜ。（俺ももちろんツボった）

お前わざわざ「強さ」を「強度」って言い直しといてそれかよと。
（一番わかりやすいツッコミどころは読者のみなさんに譲るけども）

しかもあの教授、そういう間違いを消さないからずっとこれが黒板に残ってるんだよ。

さらに何か文章を書こうとして、やっぱりこっち側に書こうってなったときに、
その中断したものを消さず何事もなかったかのように他の所に書きだすから、
ふと黒板を見ると何かよくわからない漢字のようなものがちょんって書かれてある。

もう黒板を見る度にボディーブローですよ。

この教授、実は「ノートをとるな！」のセリフで有名な教授と並び、土木科で１、２を争う天才らしい。

ちなみにこの「ノートをとるな！理解しろ！」という教授の研究室に入る＝就職決定らしい。

聞いたところによると、凄まじい人脈があるらしいね。

しかし、二人ともどう考えても何かが欠けてるよな、人として。
（たったこれだけの文章で共感が得られるレベルで）