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気付けばいつでもそうだった。
そして、誰しもがそうである。
ごくありふれた道とは、どこにでも存在する道である。
特別な道とは、同じくどこにでも存在する道である。
僕の道もあなたの道も、どこにでも存在していると同時に特別なものだった。
僕らの通ったこの道は、決して後戻りすることはできないものであると同時に、
自分自身でない限り前に進むことすら許されてはいない。
僕の道を僕の道だと認識しているのは僕だけであり、
つまりそこを通ることができるのも同様に僕だけだったのである。
自分の通ってきた道をまったく別の方向から見るとどう見えるだろうか。
例えばこんな話はどうだろうか。
暗い洞窟をずっと進んできたんだ。
とても暗い洞窟だったが、目の前には光が見えていたのでそこに出口があることはわかった。
とても狭い洞窟だったが、不思議と導かれるように先へ進むことができた。
やがて出口に辿り着きふと目の前を見ると、もう目の前に道はなかったが、
向こう岸まで飛び移るためのロープが垂れ下がっている。
それを掴んで向こう岸まで辿り着くことができたんだ。
その岸からは数人の人達がさっきからこっちを見ていた。
みんなは何を見ていたんだろうと思って振返ってみると理解できた。
彼らの進むべき道は僕がやってきた道だということ、
そしてそれは僕の歩んできた道とは比べ物にならないほど厳しいものだということに。
僕がやってきた場所は鋭くとがった岩肌にたった一つ空いた小さな穴だった。
そこへ渡るには、僕がさっき使ったロープしかない。
…そういうことがいついかなる時も世界各地でありふれているのだ。
だから僕らの道はどこにでもあって、ここにしかないわけ。
誰かの敷いたレールだと思って見てるのはさっき向こう岸に居た人達であり、
そいつらが何を言おうがお前から見れば立派なお前の道だろう。
お前はお前の道を往け。
ちなみに拾人の道は時と場合によって後戻りもできます、万能だね。
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