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虚節イッター:記事を更新したいお年頃になってしまったようです
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陰陽座のためなら本当は火曜に起こったことを月曜の記事として書くことだってできる!

更新が滞ってて良かったような気がする、この記事タイトル見てると。

陰陽座の8thアルバム「魑魅魍魎」を聴いた。

5曲目の「紅葉」の他にも実は発売日の翌日にMADを上げたジェバンニのおかげで、
「蘭」(あららぎ)という2曲目に収録されている曲はすでに記憶済みだった。

森蘭丸のことを歌った曲だそうだ。

率直な感想としては、陰陽座のことを絶賛したくなったので、絶賛してみようと思う。

陰陽座のためなら今まで頑なに守ってきた文字サイズだって変えられる!

1stアルバム「鬼哭転生」
『妖怪重金属』陰陽座、降臨
その名を後のジャパメタシーンに刻みつける陰陽座の産声轟く名作。
「降臨」から始まる数々の楽曲軍は、荒削りながらも確実に名曲と呼べるものであり、
演奏技術も向上した今となっては、誰もがライブで燃え上がることのできる楽曲を数多く含む。
「鬼斬忍法帖」、「百の鬼が夜を行く」などは現在でも自他共に認める定番曲となっている。
また、9曲目に収録された「陰陽師」は陰陽座の表題曲であるという声もある。
これらの熱く激しい楽曲の中にも、雪女の切ない愛を歌った「氷の楔」など、
この頃から既に確立されていた陰陽座の楽曲の多様性を存分に味わえるバラード曲も含む。
「超二流」を自負する陰陽座を知るためには、なくてはならない一枚と言えるだろう。

2ndアルバム「百鬼繚乱」
重く、激しく、毒々しい 陰陽座が放つ百鬼夜行
「塗り壁」や「八咫烏」に代表される、通称ドゥルキャッチーな楽曲を多く含む。
陰陽座の描く妖怪達の世界観を強烈に見せ付けたアルバムであり、
演奏技術も安定し、一聴きでわかる名曲を数多く生み出せるようになった現在でさえ、
1st、2ndを最高傑作と称するファンも絶えることはない。
いかにこれらのアルバムに近いかで新作の良し悪しを判断する基準があるほど。
9曲目の「奇子」では黒猫の「ゆりかごから墓場まで」と称される歌声を思う存分に堪能できる。
10曲目の「がいながてや」は全てのライブDVDに収録されるほどの定番曲となっている。
陰陽座が「妖怪ヘヴィメタル」であることを体感することのできる一枚。

3rdアルバム「煌神羅刹」
流麗にして暗黒 進化する陰陽座の世界観
メジャーデビューを果たし、格段に安定性の上昇した演奏技術と、
決して失われることのない陰陽座の激しさ、儚さ、怪しさ、美しさが全て詰まった名作。
中でも8、9曲目収録の「組曲『黒塚』」は前半の美しさと後半の激しさを併せ持つ名曲。
『安達ヶ原』での長い語りから『鬼哭啾々』へと繋がる場面は鳥肌もの。
妖しく迫り来る「羅刹」、素早く駆け抜ける「朧車」、激しく飛び回る「烏天狗」、
熱く燃え上がる「陽炎忍法帖」などの様々な疾走曲をはじめとし、
「牛鬼祀り」で重く、「月に叢雲花に風」で美しく、多種多様な名曲が出揃った充実の内容。
陰陽座がその力を最大限に発揮するための力を手に入れたことを感じさせる一枚。

ミニアルバム「封印廻濫」
陰陽座初期の名曲軍、満を持して登場
3rdと4thの間にリリースされたこのアルバムは、
以前からライブでは演奏されているもののCDには収録されていなかったり、
既に収録された作品が入手困難となっていたりする、いわゆるレア楽曲を集めた作品。
それら以外にもこのアルバムで新たに2曲の楽曲が産み出されている。
「火車の轍」、「百々目鬼」、「窮奇」、「空蝉忍法帖」と前半は疾走曲が続き、
後半に入るや否や「土蜘蛛忌憚」でドロドロと重く、「蟒蛇万歳」で明るく陽気に。
再び激しくなる「侵食輪廻」はライブでもより一層激しく熱くなる神曲。
最後を締めくくる「月姫」での黒猫の高音パートも聴きごたえ十分。
ミニアルバムというには勿体ないほどの、名曲揃いの一枚。

4thアルバム「鳳翼麟瞳」
天空には鳳凰、大地には麒麟 変化する陰陽座の世界観
前作が正当な進化だった一方、今作で陰陽座は新たな世界へと足を踏み入れる。
これまでにはなかったキャッチーな楽曲を多く含み、往年のファンには賛否両論となるも、
それまでの陰陽座史上最高傑作との声も多く、着実にファンの数を増やした。
「妖花忍法帖」のような美しい曲や「叢原火」のような正統派メタルなど幅広い楽曲を含む作品。
また、「焔之鳥」に始まり、鳳凰に導かれて空高く舞い上がった数々の魂が、
「星の宿り」で鳥が燃え落ち、宇宙へと解き放たれていく様がアルバムを通して描かれている。
「鳳翼天翔」にはアルバム収録後にオファーがあり、急遽シングルカットされるというエピソードも。
陰陽座の楽曲の多様性が大幅に進化した一枚。

5thアルバム「夢幻泡影」
妖しく美しい陰陽座の世界、ここに極まる
誰もが認める名曲「睡」を筆頭に、「夢幻」~「邪魅の抱擁」、「舞頚」など、
その完成度は瞬火本人をもって最高傑作と称されるほどの名作。
怪しく、かつ平安時代を思わせるような美しいイントロに始まり、激しい疾走、
轟く瞬火、招鬼兄弟揃ってのデスヴォイスに「煙々羅」で歌われる永遠の愛。
爽快感溢れる楽曲である「鼓動」は、シングル「睡」のカップリング曲でありながら、
その完成度にアルバムにも収録されるという狩姦作曲の名曲。
また、「睡」と対をなすシングル「醒」は、ライブで既に定番曲となった疾走曲「悪路王」や、
逆に一度もライブで演奏されたことのないレア楽曲「静ヶ沼」を収録した贅沢な作品。
いずれも相手が陰陽座ファンでなくても是非聴かせたい一枚となっている。

6thアルバム「臥龍點睛」
龍頭龍尾 第一期陰陽座、完結
轟く雷鳴のSEから始まる今作は、第一期陰陽座の集大成として作られた作品。
これまで着実に歩みを進めてきた陰陽座のメンバーは、互いに健闘を称え合い、
楽曲も録音した音源をそのまま使用し、陰陽座の歴史を確固たるものとした。
その後ベストアルバムを発表し、さらにヨーロッパ3ヶ所を含む全都道府県ツアーを行う。
録音には「作品として完成させてほしい」という意見がある反面、楽曲の完成度には定評があり、
中でも9~11曲目収録の「組曲『義経』」は全編23分にわたる超大作。
この曲はアルバム発表の前に3ヶ月連続でシングルとしてリリースされた。
さらに陰陽座初のアニメタイアップ曲である「甲賀忍法帖」は、
瞬火が山田風太郎を敬愛して作った忍法帖シリーズの10作目であり、
自らアニメのOP尺に合わせて曲の長さを調節するという徹底ぶりだった。
全ての曲がライブで神曲へと変貌を遂げる、第一期を締めくくるに相応しい一枚。

7thアルバム「魔王戴天」
新陰陽座、始動 新たなる序曲
前作から約2年の月日を経て発表された今作は、これまで鍛え上げた技術の全てを発揮し、
第二期陰陽座の実力を長らく新作を待ち望んだファンに遺憾無く見せつける至高の名作となる。
「序曲」は単に器楽というだけで済ませることのできない、壮大な世界観を持つ名曲、
そして、それに導かれるように登場する「魔王」、後に続く「黒衣の天女」と、
前半は激しく、疾走感溢れる楽曲の応酬となっている。
一方後半ではライブの定番となりそうなお祭り曲「ひょうすべ」やドゥルキャッチーな「大頚」、
甲賀忍法帖における陽炎の愛を歌った「接吻」など、激しさの中にも豊かな表現が溢れ、
「生きることとみつけたり」で爽快感溢れるラストとなっている。
これまでのアルバムと一線を画す楽曲の完成度は、ファンの耳にも明らかであり、
瞬火自身も最高傑作という言葉すら生ぬるいと称した。
陰陽座ファンでなくともメタラーならば是非手元に置いておきたい一枚。

8thアルバム「魑魅魍魎」
変幻自在 陰陽座の進化は止まるところを知らず
吹き荒れる嵐のSEから始まる今作は、前作と対をなす陰陽座の表現の限界に迫った作品。
各雑誌やファンの間では、まるで1本の映画を見ているようだと称されている。
前作よりも遥かに表現力を増しつつ、激しさすらも上回っているように感じさせる名作である。
一度聴いた者の心をわしづかみにするようなキャッチーなリフとヘヴィなサウンド、
かと思えば一転、重くゆったりとしたメロディに絶妙な歌唱が響き、
前半だけでもその素晴らしさを実感できることは間違いないだろう。
加えて11分に及ぶ大作である「道成寺蛇ノ獄」では黒猫の表現力の多様性が垣間見える。
これに壮大なバラード「鎮魂の歌」が続き、最後を締めくくる12曲目「にょろにょろ」は、
顔で笑って心で泣いてをテーマに、映画のエンディングを思わせる明るい楽曲となっている。
陰陽座から逃れられなくなる可能性が非常に高い一枚。

やっぱ陰陽座いいわ。

なにが凄いって瞬火と黒猫が凄い。

瞬火は楽曲の9割くらいは作詞・作曲してるし、作曲段階ではたまにギターも担当してるし、
ライブではベース&ボーカルをこなすし、作品のジャケットのデザインまでやってしまうという…

黒猫は幼女から老婆まで歌い分けてしまうところが凄すぎる。

あの歌唱力で独学とか、正直もはや悪口だと思う。

陰陽座こそ、もっと評価されるべき。

次回作が出たらまた追加しようかな。
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