虚節イッター:記事を更新したいお年頃になってしまったようです
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俺みたいな文章が書きたいかあああああ!
御覧の通り、このブログの記事は、日によって形式自体が変わる。
今までちょっとずつであるにしろ、それはなぜなのかを説明してきたつもりではありますが、
ここでまとめてしまった方が効率がいい。
そして、その理由こそが「私の文章」を作る秘訣なのです。
じゃあ、まずは一通り何か書いてみることにしましょうか。
木漏れ日の射す森の中を私は一人で歩いていた。
この道を最後に通ったのは13年も前になる。
この先にある建物で、私は18年を過ごした。
それからは一度も帰ってきていない。
それは自立という言葉のイメージからくるプライドか、あるいは単なる迷いか。
私の心の中に少しでも迷いが存在するのは間違いなく、理由もわかっているつもりだ。
一言で言えば、私は今の仕事が好きでもなければ、得意でもない。
それが招く結果は目に見えている。
しかし、なんとか覚悟を決め、こうしてこの地に戻ってきた。
今ここにあるのは不安や謝罪といったものから、感謝や期待といったものまで、
様々な実体を持たないものたち。
そして私は今、それらを運ぶだけの、単なる箱と化していた。
つまり、それらはもはや私の意思ではないのかもしれない。
これについても思い当たる節はあった。
それは、この物語の始まり、なぜ私はこの場所に来ることを決心したのか…
そう、私にはもう時間がないのだ。
未来というほど時を待たずして、私はもうこの家に戻ってくることはできなくなるだろう。
場合によっては、その状況は自らの死という形でもたらされるかもしれない。
それらを自覚した瞬間、私の足は既にこの場所へ向かっていた。
いや、無意識のうちに決心し、それを自覚したのはここに来る途中だったのかもしれない。
とにかく、私の記憶は一時途切れてしまったに等しい。
そんな出来事が、私の身に起こった。
そして一時的にではあるものの、それらをすべて取り払い、私は扉の前に立っている。
予想通りベルは鳴らなかった。
仮にも自宅のドアをノックするというのは、少しおかしな気分ではあった。
ところが、なおも返事がない。
ノブをひねる…鍵はかかっていなかった。
私は迷わずドアを開ける。
さすがに不法侵入にはならないだろう。
しかし、私を待ち受けていたものは、全く予想だにしなかった光景だった。
薄暗い部屋の中央に並んだ3つの椅子。
私から見てその一番左に、見知らぬ少女が座っている。
突然の光景に私は息を呑み、立ち尽くしてしまった。
ただ、恐怖といったものは感じられない。
不意に少女の口が動きだす。
「こっちへどうぞ。」私には確かにそう聞こえた。
その証拠に、彼女の指は中央の椅子を指している。
「あ、ああ。」その発言に自身の動揺を自覚しつつも、私はその椅子に座った。
もちろん、この間私は少女から一切目を離してはいない。
そんな余裕はなかった。
が、体勢が変わったからか、ようやく少し落ち着いてきたようだ。
一瞬だけ少女から目を離した。
そのとき、かすかに聞こえたその少女のものであろう笑い声。
よくわからないが、何かとてつもなく不安になった私は、照明をつけようと立ち上がった。
…はずだった。
立ち上がることができない。
横を見る。
少女が笑っている。
そのつりあがった口角から、何かが流れ出した。
やがてそれは目からも流れ始める。
血だ。
少女が両目と口から血を垂れ流している。
私は急に眩暈がしてきた。
意識が遠のいていく。
それは私という小さな存在では到底太刀打ちできないような強大な力となって、
私の意識を闇の中へと引きずり込んでいった…
と、ここまでノンストップで書けましたよ。
…いや、このくらい誰でも書けるとは思いますが。
このようにですね、初めは人を殺してしまった男が自首する前に家族に会いに行く話だったのに、
後半からとんでもない展開になってしまうような文章が簡単に書けてしまうんです。
それは、私が一人で書いていないからです。
言っただろう、今私の中には10人(+編集役1人)の人間が存在するのだよ。
そのうちの誰が何割を占めるか、その割合によって、内容も変わる。
俺と同じような文が書きたいなら、せめてあと5人ほど誰かと共存すればいい。
それだけです。簡単でしょ?
表現上あえての「。」です、ご了承ください。
今回は紹介でも駄文でもいいけど、まあ間とって短編でいいや。
御覧の通り、このブログの記事は、日によって形式自体が変わる。
今までちょっとずつであるにしろ、それはなぜなのかを説明してきたつもりではありますが、
ここでまとめてしまった方が効率がいい。
そして、その理由こそが「私の文章」を作る秘訣なのです。
じゃあ、まずは一通り何か書いてみることにしましょうか。
木漏れ日の射す森の中を私は一人で歩いていた。
この道を最後に通ったのは13年も前になる。
この先にある建物で、私は18年を過ごした。
それからは一度も帰ってきていない。
それは自立という言葉のイメージからくるプライドか、あるいは単なる迷いか。
私の心の中に少しでも迷いが存在するのは間違いなく、理由もわかっているつもりだ。
一言で言えば、私は今の仕事が好きでもなければ、得意でもない。
それが招く結果は目に見えている。
しかし、なんとか覚悟を決め、こうしてこの地に戻ってきた。
今ここにあるのは不安や謝罪といったものから、感謝や期待といったものまで、
様々な実体を持たないものたち。
そして私は今、それらを運ぶだけの、単なる箱と化していた。
つまり、それらはもはや私の意思ではないのかもしれない。
これについても思い当たる節はあった。
それは、この物語の始まり、なぜ私はこの場所に来ることを決心したのか…
そう、私にはもう時間がないのだ。
未来というほど時を待たずして、私はもうこの家に戻ってくることはできなくなるだろう。
場合によっては、その状況は自らの死という形でもたらされるかもしれない。
それらを自覚した瞬間、私の足は既にこの場所へ向かっていた。
いや、無意識のうちに決心し、それを自覚したのはここに来る途中だったのかもしれない。
とにかく、私の記憶は一時途切れてしまったに等しい。
そんな出来事が、私の身に起こった。
そして一時的にではあるものの、それらをすべて取り払い、私は扉の前に立っている。
予想通りベルは鳴らなかった。
仮にも自宅のドアをノックするというのは、少しおかしな気分ではあった。
ところが、なおも返事がない。
ノブをひねる…鍵はかかっていなかった。
私は迷わずドアを開ける。
さすがに不法侵入にはならないだろう。
しかし、私を待ち受けていたものは、全く予想だにしなかった光景だった。
薄暗い部屋の中央に並んだ3つの椅子。
私から見てその一番左に、見知らぬ少女が座っている。
突然の光景に私は息を呑み、立ち尽くしてしまった。
ただ、恐怖といったものは感じられない。
不意に少女の口が動きだす。
「こっちへどうぞ。」私には確かにそう聞こえた。
その証拠に、彼女の指は中央の椅子を指している。
「あ、ああ。」その発言に自身の動揺を自覚しつつも、私はその椅子に座った。
もちろん、この間私は少女から一切目を離してはいない。
そんな余裕はなかった。
が、体勢が変わったからか、ようやく少し落ち着いてきたようだ。
一瞬だけ少女から目を離した。
そのとき、かすかに聞こえたその少女のものであろう笑い声。
よくわからないが、何かとてつもなく不安になった私は、照明をつけようと立ち上がった。
…はずだった。
立ち上がることができない。
横を見る。
少女が笑っている。
そのつりあがった口角から、何かが流れ出した。
やがてそれは目からも流れ始める。
血だ。
少女が両目と口から血を垂れ流している。
私は急に眩暈がしてきた。
意識が遠のいていく。
それは私という小さな存在では到底太刀打ちできないような強大な力となって、
私の意識を闇の中へと引きずり込んでいった…
と、ここまでノンストップで書けましたよ。
…いや、このくらい誰でも書けるとは思いますが。
このようにですね、初めは人を殺してしまった男が自首する前に家族に会いに行く話だったのに、
後半からとんでもない展開になってしまうような文章が簡単に書けてしまうんです。
それは、私が一人で書いていないからです。
言っただろう、今私の中には10人(+編集役1人)の人間が存在するのだよ。
そのうちの誰が何割を占めるか、その割合によって、内容も変わる。
俺と同じような文が書きたいなら、せめてあと5人ほど誰かと共存すればいい。
それだけです。簡単でしょ?
表現上あえての「。」です、ご了承ください。
今回は紹介でも駄文でもいいけど、まあ間とって短編でいいや。
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