紅葉

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というわけで、今この文章を読んでるってことはちゃんと動画を見ろよ。

８月６日、この日がいかに特別な日であるか、みなさんにはおわかりだろうか？

そう、陰陽座のニューシングル「紅葉（くれは）」の発売日なのだ！！

…内容に興味がなくなった奴はもう読まなくていいから動画だけ見とけ。

日付が変わった時点ではまだ気づいてなかったというか、
今日は他にも（数ヶ月ぶりの）魅力的なことがあったのでそっちが楽しみで忘れてたんです。

そしたら手に入るまで聴かないようにしようと楽しみに待ってたのに、
適当につけてた音楽番組が放送しやがった。

それもサビの部分だけを映像付きで。

…もう、腹が立つどころの話ではなかったけど、やっぱり聴けて嬉しいのも少しあって、
結局発売日だしニコニコ動画にも上がってるだろうと探してみたら案の定ヒット。

実は以前にも陰陽座のホットロッキンというラジオ番組（関東ローカル）で放送済みで、
これがニコニコに上がっていたのを見てみたんだが、最初に上げたときに苦情が来たらしく、
イントロとアウトロしかなかった。（合わせて４０秒くらい？）

３０分弱待ってそんなもんを聴かされた時の悔しさといったらない。

聴いてみての正直な感想。

今回は今までの楽曲と少し雰囲気が違う。

まあ、それ自体は陰陽座にとってはシングル、アルバムが出るごとに普通にあることなのだが。

陰陽座ほど曲の幅が広いバンドはそれほどないと思うわけだが。

これは「悪路王」、「傀儡忍法帖」、「醒」、「夢虫」辺りを聴けばわかる。

ちなみに「夢虫」は黒猫が中学生の時に作詞した曲で（ｒｙ

このように曲調はありとあらゆるものを取り入れつつ、歌詞には徹底した一貫性がある。

良いよね、そんなバンド。

で、往年のメタルバンド系統、V系、j-POP系と、これまでに陰陽座が歌ってきた曲調の中でも、
今回はj-POP寄り軽いV系の曲だと思う。

陰陽座にとってはj-POP系の楽曲はレアだが、いくつか存在する。

たとえば「生きることとみつけたり」はバンプに近いj-POP系の曲である。

ちなみにこれらの曲は「メタルバンドとしての陰陽座」ファンからは著しく評判が悪い。

それでもライブでは相当盛り上がるのだが。（陰陽座はライブバンドである）

さらに、前回のアルバム「魔王戴天」の楽曲は（個人的に）以下のような印象である。

「序曲」
タイトルフイタｗｗ
ゲームのBGMっぽい感じのインストゥルメンタルで、「魔王」につながる。

「魔王」
曲ジャンル「陰陽座」という感じの、まさに陰陽座が作るメタル曲。
「序曲」との組み合わせからついにUK辺りに走るかと思ったが、その心配はなかった。

「黒衣の天女」
シングルカットされた、このアルバムの中でもかなりのインパクトを誇る名曲。
陰陽座の世界観をメタルで表現しつつ、キャッチーな曲調に仕上がっている。

「不倶戴天」
これぞメタル、個人的にこのアルバムで一番好きな曲。
今回のアルバムでもこういった楽曲が増えてくれることを望む。

「覇道忍法帖」
「忍法帖シリーズ」第１１作目にして、これまでの常識を打ち破ったメタル曲。
ただ、どちらかと言えばロックに近いかもしれない。

「ひょうすべ」
陰陽座のアルバムでは異例の、６曲目に入った「お祭り曲」。（本来は１０曲目）
５ｔｈアルバムのお祭り曲「河童をどり」に近い印象を受けるが、確実に進化している。

「大頸」
陰陽座の代名詞「ドゥルキャッチー」を体現する、メロディアスなヘヴィメタル。
ちなみにドゥルキャッチーといわれる曲の中で一番のお気に入りは「泥田坊」。

「骸」
シングル「醒」のカップリング「悪路王」の進化したスラッシュメタルっぽい曲。
曲の流れも「悪路王」に近い印象を受けるが、確実に進化している。

「接吻」
開始から１０秒後程度まで激しく心配になる（笑）バラード。
ほんとにR&Bだったらどうしようかと思った…けど名曲でよかった。

「生きることとみつけたり」
これは確実にメタルではなく、アップテンポなロック。
陰陽座のアルバム１０曲目は１ｓｔアルバムの「亥の子唄」を除いて賛否両論である。

いつまでも書き続けてしまうので、あえて２行に限定させてもらった。

そんなこんなで、今回の「紅葉」はラルクに似ていると思ったわけだ。

…ここまでの記事中にそんな流れあったっけ？

まあ、サビの爽快感がラルクの「Link」辺りになんとなく似てるなと思っただけなんだけど。

というわけで、順当に記事を読んできた奴も、効果でここまで飛んできた奴も、お別れの時間だ。

今回紹介する動画はもちろん陰陽座で、「紅葉」。