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虚節イッター:記事を更新したいお年頃になってしまったようです
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…朝5時過ぎ起床。

締め切りギリギリまで手をつけない性格が災いした。

そう、この日は例の土木特別講義Ⅰのレポートの提出期限である。

しかもそれに加えて土質力学実験のプレゼンテーション用に作成したスライドの提出日でもある。

このスライド、班の発表のために使用したものだが、図から何から全部俺一人で作っている。

発表は他人に任せたがその原稿は俺が書いたので、
結局のところ発表も俺が一人でやればよかったような気がした。

一人で作ってるだけあって発表中に受けた指摘も全部俺の責任になる。

というわけで、金曜は2限までしかないから一度家に変える余裕はあるが、
わざわざまた来たくなかったので1限の始まる8:50までにこれらを片づける必要があった。

そう、こうして記事になっている以上、どうにかして片づいたということは言うまでもない。

だがこの記事は日記なので、そんなことはどうでもいいのだ。

まずレポートに取りかかる。

理想の基礎を提案しろとは言うが、さすがに講義中杭基礎の話しかしていないにもかかわらず、
他の基礎を提案するのはあまりにも冒険のし過ぎだと考え普通に杭基礎を提案することにした。

結局斜杭と直杭を合わせた組杭による基礎ということで落ち着いた。

少し詳しく言えば、斜杭は直杭と違い上部構造物からの水平力を軸方向力によって受け持つので、
地震時の水平変位を軽減することが可能だが、直杭よりも大きい断面性能が要求される。

また、どうやら俺の組み方では曲げモーメントによる破壊が起こるらしいので、
そこは講義で習った通り杭頭にピン構造を取り付けることでこれを回避するというもの。

まあ良くわからん人が大半だと思うし、俺自身現時点で本当にこれでいいのかは不明だ。

そんなわけでpixiaで図も描き、1400文字程度のレポートが完成。

無事印刷が終了し、ホッチキスでとめて完成(ここ重要)。

この時点で時計を見ると7:30だった。

早速プレゼンの修正に取りかかる。

今回のプレゼン内容はコンシステンシー試験によって得られた試料の分類に違いが生じた理由。

実際には同じ場所から採取した試料らしいが、それを証明するものはないため、
まずは各班が使用した試料が同じものだろうと予測できる証拠をさがすことに。

そこで利用したのが粒度試験の結果。

粒度試験はコンシステンシー試験と同じ試料分類に関する試験だが、分類できる範囲が狭く、
いわゆるコンシステンシー試験の前段階といえるような試験だ。

前提として、班単位ではどちらの試験も同じ試料を使用していることは間違いない。

粒度試験の結果をみると、8班、12班以外全ての班が同じ分類結果となっている。

コンシステンシー試験では1班と5班以外全ての班が同じ分類結果となった。

ここで例えば1班がどちらの試験でも他の班と違う分類結果を出していた場合、
1班だけ使用した試料の性質が違ったのではないかと考えることもできる。

しかし今回の場合は試験ごとに違いが出た班が異なっている。

この場合試料に違いがあったというよりは試験中になにかミスをした可能性の方が高いという流れ。

で、質問があったのが人為的誤差があったという確証はなんだ?(教授から)ということと、
塑性指数はどうやってもとめるんですか?(学生)ということ。

人為的誤差の確証については、例えばコンシステンシー試験のうち液性限界試験では、
1秒2回の割合でレバーを回しつつ試料に付けた溝が1.5㎝くっついたときの落下回数を測定する、
(レバーを回すと試料を乗せた皿が持ちあがり、そこからさらに回すと落下する)
人為的誤差が出ない方がおかしい作業手順がある。

今回の試験は人によって誤差が出ると前もって言われていたこともあるのでこれは間違いない。

しかしこれを違和感無くスライドに加えるためには、実験の全ての手順を書く必要がある。

まあどうしようもないので全部書いた。

次の質問は塑性指数だが、これは液性限界-塑性限界で求められる。

しかしこれを違和感無く加えるためには全ての値の決定法を書く必要がある。

まあこれもどうしようもないので全部書いて、とりあえずスライドの修正は終了。

この時点で8:20頃だった。

…勝った。

とりあえず顔を洗ってリフレッシュし、そろそろ準備をするかとレポートを手にした時、
私は気付いてしまったのです。

…ホッチキスでレポートの右下をとめてしまったことを。

なんという失態、さすがに単位がかかっているので抜き取ってそのまま出すわけにもいかず、
全部印刷し直すことに。

印刷自体は特に時間もかからないので、さっさと設定を終了し、印刷開始。

1枚目(表紙)…2枚目…3枚mrrrrrrrrrr

紙が大量に出てきた上に複数の紙に分かれて印刷されてしまった。

どうやら紙の残量が少なくなって上手く取り込めなかったことによるものらしい。

この時点で既に安全圏の8:35を過ぎていた。

どこに置いたか完全に忘れていた紙をなんとか探しだし、プリンタにセット、再印刷。

…横線がものすごい入った。

定期的にくるプリントヘッドクリーニングの時間である。

ヘッドクリーニングにかかる時間は不明、短くはない。

時計を見るとすでに8:41、かなりヤバい。

そのときヘッドクリーニングが終了、ノズルチェックしろという指示を無視し再印刷…さすがに成功。

なぜ班のために頑張った俺がこんな目に遭わなければならないのかとブツブツ言いながら、
全速力で自転車をとばす。

1限目の教室に着いたのは…8:50。

なにこの完璧すぎるシナリオ。

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