教養

ちょっと前にYouTubeでシャンバラを征く者を見たんだけど、
エルリック兄弟だけがこっち側の世界にきて身体を取り戻して終わりっていう、
まさかのウインリィ放置エンドなんだよね。

主人公とラブらないヒロインなんてさ、なぁんの意味もないよねぇ～！！

まあそれはさておき、今シリーズはそのシリーズとは違って原作に忠実だ。

ウインリィの扱いもちょっとは変わることだろう。

まあ「ちょっとは」って言ってるのは原作を読んで今後の展開を知ってるからであって、
本当にそのままだから全部展開が予想できるわけで、なぁんの意味もないよねぇ～！！

でもホムンクルスの設定を初めて知った時は軽く絶望したよな。

無駄話終了。

最近雨の日になると鳥取県では結構な確率で大雨警報とか洪水警報とかが出る。

これは、土木屋を志す者としては結構な恐怖だ。

土木の醍醐味は自分の作ったものが後世まで残っていくことだなんて意見もあるが、
それは同時にいつ自分が責任を取らされることになってもおかしくないということでもある。

しかもこんな規模の自然災害が多発した例がこれまでにはないから、
まだ色々と分かってないことが多すぎるというね。

まあ気候がだんだん熱帯に近づいてることは間違いないので、
このままいけば今後は所謂「バケツをひっくり返したような雨」が普通になるんだろうが、
それに対してどれだけ地盤対策を行えばいいかとか、支持力の低下幅とかはどうなるかとか、
そういったことは現時点でまだ完全に把握できているとは言い難いと思うわけだ。

前例がなさすぎる。
（ていうかわかったとして、現行の対策では災害防止不可能とかわかった日にはもうね…）

そもそも教授曰く土質力学という学問自体が他の土木の分野に比べて相当遅れているらしい。

これは、実際の解析に仮定や近似計算が多用されていることからもよくわかる。

つまりはすべての条件を考慮して計算を行うことが不可能ということらしいが、
こういったときに導入すべき「～係数」ってやつは実験的に求めることしかできないから、
過去に起こった同様の事例の数が増えなければ設計精度の問題は回避できないのではないか？

これが私達が実際に設計に携わる段階で直に影響を及ぼすであろうことは言うまでもない。

自分の作ったもんがすぐに壊れてその責任だけ取らされるみたいなことになる。

しかもこの世界、１つのミスで人生が終わってもおかしくない上、
なんと周囲からの評価は減点方式と聞く。

つまりそれまでいかに素晴らしい工法や設備を作りだしていたとしても、
何らかの影響（自然災害含む）で損害が発生した場合には出世の道は永遠に断たれるらしい。
（実例を聞かされているだけにただの笑い話では済まされない）

これ、正直裏金とか汚い手を使うことを正当化するには十分すぎるリスクだと思うんだが。
（まあ自分からそんなことをする気はないけどな）

しかし、こういう技術職ってのはなろうと思ったら絶対なれるってものでもないから、
まだこの道で生きると完全に決まったわけではないよね。

むしろ土木業者になれなかったとき、俺はいったいどうなってしまうんだろうか。

言ってみればそれまでの７年間が無駄になるわけだろ？
その時同様に７年間やり続けていることといえば、人間の絵を描くことだけですよ。
（人間はちょうど高校に入ったあたりから描き始めたからね）

まあでも、絵で食っていく気はないので、
卒業と同時に貰える測量士補の資格を使って測量でもやろうかな。（それもまあ土木だが）

ちなみに昔と今の大きな違いとして「学歴インフレ」というものを教えてもらった。

今までは１００人とる会社なら８、９０人は高校生、１０人が大学生、大学院生は１人いるかどうか。

しかし今では、８、９０人が大学生、１０～２０人が大学院生というのが普通なんだそうだ。

つまり今の時代高卒はゴミ扱いということだよ。

逆に大学院生もこれ以上需要が増えることはないんじゃないかなと思う、人件費もあるし。

まあ詳しいことは今の俺では判断できないが…

見ての通り、そろそろ就職について考えないといけない時期なんです。

夏休み中に職種（できれば企業）までは決めとけって言われたからな。

まず推薦制度で合格率８割の第一次入社試験があるらしいが、
ここで重要になるというか、これに落ちた人すべてに共通するのが、一般教養の欠如。

ようは最近起こったニュースとか事故とかに関する知識がまるでなかったということ。

このことへの対策については今のうちに取っておけと再三言われている。

まあニュースとかにはそれほど興味はないけど、なぜか朝起きたら朝ズバを見る癖がある。
（ちなみに朝ズバの出演者のほとんどはどう見ても民主党寄りだよな、特に与良正男）

でもこれだけは言っとく、正直朝ズバ見てたってなぁんの意味もないよねぇ～！！

とりあえず、ネットをもう少し有用な目的で使用すべきだと思いました。