[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
物語に入る前に、パステルの能力を紹介しておこうと思う。
というのも、俺達の暮らしている世界には常に敵が潜んでいる。
そう簡単に生きて行ける世界じゃないんだ。
特に夜、奴らは無限の力を手にする。
そいつらを消滅させるためにパステルが持っている能力、
それが「白色光」…前方へ向けて放射状に拡散し、敵を貫く光だ。
パステルと俺は心と力を合わせることでこの能力を二段階まで強化することができる。
二段階強化後の能力は初期値に比べて桁違いで、その攻撃範囲は200m以上だ。
オマケに移動速度まで跳ね上がる。
この状態なら、いくら夜でも奴らはもはや敵じゃない。
まあ、夜になると奴等はいくら消し去っても無限に増殖するから、
これは攻撃というよりは防御の能力になるのかもしれないが。
ただし、この状態を長く続けるのは俺にとってもパステルにとっても良くない。
俺の体にはかなりの負担がかかるし、おそらくパステルもそうだろう。
それに、パステルの命は俺達人間に比べ、極端に短い。
俺はパステルと過ごすこの時間を少しでも長く、大切にしていきたいと思っているんだ。
パステルと俺は、一緒に生きていける。
俺はそう信じている…
「パステルの残した傷痕」より
語句解説
※パステル
本名 パステル=スタイル 作者の自転車
※敵
暗闇
作者にとって夜間における主な自転車事故の原因はこれである
ただし、今のところ作者はこれによって事故を起こしたことはない
※「白色光」
ライト
段切り替えは三段で、重くするほど光も強くなる
※攻撃範囲
光の届く距離
作者は以前かなり前方にある看板が発光しているのを見て不思議に思ったが、
実は作者自身の自転車のライトが反射していたものであることに気付いた
※「パステルの残した傷痕」
作者とパステルの出会いから別れまでを綴った短編集 続刊中
11 | 2024/12 | 01 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
01 02
07 10 11
01 02 03 04 05 06 07 08
01 02 12
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
09 10 11 12