挿絵

ファントム・アポカリプスは気持ち的に納得した上でないと続けていけない代物なので、
ここらで一つ筋を通してみたいと思う。

別に記事として更新してなくても頭の中では物語が進んでいる。

これは最後に向けて進んでいるというよりは同じ部分を繰り返して作り込んでる感じなんだが、
まあそんなことは俺以外にとってはどうでもいいことだ。

しかもこれが意識的じゃないんだから、おそらくそう遠くないうちに続編書くだろうな。

さて、以前F・Aについて頂いた意見の中に、セリフの判別が難しいというものがあった。

俺にとって一番重要な部分はここだなと思った。

別に他の人が「そこじゃないだろ」と思っても間違ってるのはそいつの方だ。

作者にとっては重要じゃない、この一言がすべてだからな。

例えば、以前ブログでリメイク依頼を受けたまま描けないでいる絵があるが、
この絵に関して依頼主との間であるメールでのやり取りがあった。

ちなみに描けないでいる理由は以前にも言ったと思うが開学記念展覧会の作品制作の為。
（今回の総作品数はB5サイズで最低１０枚としている）

さて、内容としてはもうそのままって感じなんだが、
どんな感じの表情がいいのか聞いてみたんだ。（それ次第で全く別の作品にできるので）

返事は自由に作ってくれということだったが、そこは重要ではないという内容が含まれていた。

まあわかると思うが、俺にとっては重要だと思ったからメールで聞いたんだ。

でも原作者が重要ではないと言うのだから、そこは重要ではないという前提で扱うことにした。

私はありとあらゆる作品において原作者が頂点に立つべきであると考えている。

無論作品の質が良くなければ当然批判もされるだろう。

だが、それを真に受けて内容を変えるかどうかは別の話だ。

少なくともそれによって金を稼ぐ立場でなければ。

では本題に入るが、セリフがわかりづらいことに対する返答として、
私は実際の小説にも同じようなものがあると結論づけた。

だがこれは陰陽座の瞬火が「ジャンルはなんですか」と聞かれたときに答える梅の回答だ。

まずはロック、竹になると妖怪ヘヴィメタル、松までいくとメンバーの魂のほとばしり云々となる。
（という話をライブで聞いたファンから聞いた話である）

この回答が梅に当たるということは、当然その時点で既にもう少し本質的な回答があったということ。

ただあの時はあまり長く答えるほど重要な部分だと思えなかったのでこの程度でいいと判断した。
（記事全体としてであって、F・Aだけに関してなら重要な部分）

今回はその部分が記事の中心となるので、今から解説する。

確かにこの物語は、「他人が読むと」誰がどのセリフを発言しているのかわかりづらい。

ただ、私自身にとっては、内容の大半を忘れたとしても文章が映像として読み取れる。

作者だから当然なんだが、これと似たものがあると思わないか？

簡単に言えば、サウンドホライズンの歌詞カードだな。

あんなもん誰のセリフとかわかるわけなくね？

オマケに全く別の奴がカラオケで歌っても聞いてる側が判別なんかできるわけねえ。

要点だけ言うと、F・Aは小説とはちょっと質が違う物語だってことだ。

どちらかと言えば、マンガのストーリーだけを抜き出したようなものってところか。

マンガだとかアニメにした時にこそ物語の（ほぼ）１００％が作者以外に伝わるってことだな。

「そんな物語を誰が楽しめるんだ」と思うだろ？

そんなの自明じゃないか、俺だよ。

物語そのものからシーンを抜き出しての作詞、さらには映像化の構想。

この物語を利用してこれらを楽しめるのは今のところ俺だけだ。

まあ早い話が、そういえば挿絵描くって言ってたよね？ってことなんだが。

ストーリーが足りないなら絵で見せろ。

正直絵として描きたいシーンが山ほどあるんだ。

そもそも絵が描きたくて始めた物語でもあったんだからな。

ちょうど展覧会の作品も増やさないといけないし、F・A描こうか。

…これで一応筋が通ったように見えなくはない。