指続

上を目指し続ける覚悟はあるか？

最近描きたいものが描けたと思ってしまうことが増えてきたように感じる。

実際他人から見てどうだったかではなく、自分の中での話。

純粋に上を目指して技術を付けていく中で、どうしても目標となる水準が存在する。

その水準に自分が達したとはっきりと感じられたとき、さらに上を目指す覚悟はあるか？

つまりそれは、決して満足してはいけない環境に身を置くということ。

どれだけ他人から評価されようが、いくらの値打ちがつこうが満足してはいけない。

特に絵というものはスポーツで言うところの試合のようなものであって、
各試合での結果が自分自身に戻ってきたときには成績となって、
その成績を自分が評価するという形で技術の向上を図るものだと思う。

その中で１試合でも完全に自分が中心となって回した試合、
１００％理想のものが、あるいはそれ以上のものが描かれた作品ができたとき、
満足しないことはできるのだろうか？

少なくとも、自らこの疑問を抱いているうちはできると言っていい。

満足することを拒絶しろ。