公共

例えば自分の描いた絵がどうみてもエロかった場合、ブログに載せる勇気はあるか。

これは、周囲の目が気になるというのもあるけど、ブログの閉鎖という問題もある。

日本国憲法の講義によれば、コンビニなどで売られているエロ雑誌も違法は違法だ。

あたかも公認の書物のように置かれているが、警察が見逃しているだけだ。

これは、後から後から湧いてくる大量のわいせつ物をいちいち取り締まっている暇がないため。

有名になったものだけを見せしめに取り締まるのだという。

だが、これが自分に適用されないという保証は、どこへ行っても売ってはいないのだ。

まして俺のような画風で裸体を描いても芸術とみなされるわけがない。

そして、エロと同様に取り締まられる可能性のあるもの、それがグロだ。

この、グロがどこまで許されるのかというのが現時点での問題。

本当にちょっとしたことでも取り締まられるというのなら、今回の絵は掲載できない。

初めは「閉鎖されてもいい」と言ってやってきたが、さすがにここまで来ると勿体ない。

まあ、載せるけどね。（今回の記事ではないけど）

やっぱり個人で作ってるものじゃなくて公共の電波に乗せちゃってる以上配慮が必要かなと…

普通の人はグロい絵なんてまず描こうともしないだろうが、
俺にとって「グロい絵が描ける」ことは「エロい絵が描ける」ことの一段階上にある。

※ここからは微妙にグロい話が続くので苦手な人は読まないように！

例えば内臓をぶちまけたような絵を描く場合、当然内蔵の形を知らなければならない。

胃や腸、肝臓などはわかりやすいとしても、腎臓とか胆のうとかどんな形してんだよ？となる。

覚えなければならない形が飛躍的に増加するわけだ。

肺も覚えやすいようで微妙に左右で形が違うよな？

その上骨とか、筋肉までいくともうね…

血管はある程度自由度があるから筋肉よりはマシかな。

とにかく人体というのはこれだけ多くのパーツが無駄なく組み合わさってるんだ。

これを描いてさらに上手いと思わせるためには、かなりの努力が必要。

ただ裸を描けるだけより、（そういう趣味でなくても）純粋に評価は上昇するだろう。

食事中の人はごめんね、でも俺もちょうど飯食いながら書いてるから許してほしい。

動物園の人が動物の糞を調べた後に平気で飯が食えるのと同じで、
俺の中ではこういった映像を見ることと、飯を食うことは完全にジャンル分けされている。

つまり、同時に行うことができる。

なんなら内臓食ってるようにイメージしながら飯食うことだってできる。

これは今までそういうものを数々見てきたことによる耐性だ。

そうだな、「終わらない夏休み」っていう小説を読めばあんたにも耐性ができるかもな。

あれ最後の方で７、８話にわたってちょっとずつヒロインが食われていくから。

ステーキとか刺身とかで。

最後に残ったのは頭と心臓、肺、背骨、胴体部分の肉だけだったと思う。

ただ、あの作品の酷いところは、薬や輸血、電気ショックで何度も蘇らせるところだけどな。

さすがに読んでるときは腕の力が抜けたね。

ただ、その力を取り戻す暗示のようなものが俺にはあった。

「メタルの世界なら、こんなの日常茶飯事だぜ！」

実際あるよ、ゴアグラインド系統の曲には山ほど。

マリリン・マンソンとかも近いだろうし。

俺の場合は聖飢魔Ⅱの「鬼」っていう曲を脳内再生してたら力がみなぎってきたな。

Yoshiが書いてる「もっと、生きたい…」という小説もまたしかり。

イエスって奴が人類を浄化するためにケータイメールで人間の体をダウンロードしていく話。

で、集まったパーツで作られた人間が指示によって迷惑なオッサンとかに襲いかかる。

あれの鼻がダウンロードされた人間の挿絵はグロかったね。

なんかリアルだったし。

ああいう絵って話を読み進めた後も何回か戻って見てしまうよな。

ちなみに漫画が出ていたので買ってみたけど絵がそれほど上手くないのでグロくはなかった。

…まあそれらに比べたら遥かにマシな気がしてきたな。

だって、別に今回の俺の絵を見ても気分が悪くなるような人はいないと思うよ？

多少変形してるだけですから、常識の範囲内です。

ただ、こういう世界に言えるのは「見るなの禁」があるということ。

今回の記事でいうところの※周辺の文章みたいなものかな。

一度手をつけてしまうと、つい見てしまうようになるから初めから触らない方がいい。

ところでメタル曲の多くはグロへの耐性がつくけど、陰陽座はそっち方向の耐性はつかない。

代わりに霊的なものへの耐性が（少しだけ）つく。

ゲゲゲの鬼太郎で陰陽座が歌にしている妖怪が出たら迷わずそっちを応援するしね。

なんか妖怪が力をくれそうな気がしてくる。

ただ、陰陽座のコンセプトに、「妖怪とはつまるところ人間である」というものがあるわけで、
陰陽座は妖怪を歌にすることで間接的に人間を歌にしているわけだが。

陰陽座は語りだすとキリがないのでこの辺でやめておこう。

というわけで、すこーしだけグロいかもしれないかもしれないくらいの絵を載せようと思うが。

正直そっち方向に期待するのだけはやめてね、それほどでもないから。