微塵

本来ならできないはずのことが出来てしまう人間というのは世界に数人いるわけですよね。

どうしてこんなことができるのか、自分にはできないのにと思ってしまう。

でも大丈夫です、栄養をしっかりとればきっと出来るようになりますから。

栄養は取った方がええよ。

ということで本日の捌人目は、料理中でございます。

野菜というものは熱を通すことによって収縮し、多量に摂取することができる。

これと同じ原理で唐辛子を多量に摂取し、天に召されました。

彼の死は教訓として後の世に活かされていくことでしょう。

さて、私のマイブームはみじん切り。

スライスオブコナミジンです。

みじん切りのコツはまず縦に切れ込みを入れるということ。

３段階にわけて切り込む作業なのですが、この順番が非常に重要。

次は横から切り込みます。

最後に１段階でできた切れ込みに直角になるような方向から切り込むと、完成です。

慣れると最後に片手を包丁の上においてザクザクやらなくてもこの３段階だけでよくなります。

ザク、ザク、ザク、コイツ、切れるぞ！

ということでこの切り方を赤い彗星と呼ぶことにしましょう。

これは赤い彗星ですか？

いいえ、それはみじん切りです。

それでは今から実演してみましょう！

あ、使ってなさ過ぎて包丁がサビついているぞ！

大変だ、これではみじん切りをすることの実演ができない。

こういったときには、まずは深呼吸をして、その後に包丁を丁寧に元あった場所へ仕舞います。

玉ねぎには串を刺してグリルで焼きましょう。

グリルという言葉の響きに救われたような気がした。

グリルとゲリラ

いきなりそんなことを言って、グリとグラが元ネタだと気づける人が何人いるというのか。

せっかくの機会なので、ここは「なんにん」ではなく「なんぴと」と読んでみよう。

漢字を「ぴと」って読む機会なんか人生でもかなり限られてますからね。

別に漢字じゃなくてもこんな言葉を発音する機会が希少すぎるけどね。

急に激しい雨が降って、虹が出て地面が乾く頃には、少し優しくなれるような気がした。

その理由は美味しく焼けた飴色玉ねぎを食べて心を落ち着けたからだった。

そして私は君にこう言ったのだ。

栄養はええよ。

上手くまとめたつもりか。