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テーマ:マンガとかで絶対おかしいと思うこと
…いつも通りの朝、俺は少し早起きなこともあって登校までの時間を有意義に過ごしていた。
お気に入りのCDを聞きながらマンガを読む、朝のちょっとした自由時間だ。
そもそも進学校にとってこの時期は地獄で、学校ではもちろん勉強、帰ってからもとにかく勉強。
自由時間なんて睡眠時間を削り始める何ヶ月も前に全滅するのが普通だ。
しかし、脳を効率良く働かせるためだと思えば、これも必要なことだ。
実際ずっと勉強が続く生活より確実に効率が良いと感じている。
さて、そろそろ登校の時間だ…既に用意してある荷物を持って家を出る。
ぼんやりと空を見上げたまま幾度目かの角を曲がった時だった。
「キャッ!!」
ドンという鈍い音と身体を伝わる衝撃と共に、可愛らしい叫び声が俺の耳に届いた。
実はこの近辺は曲がり角が多く、こういうことも多い。
俺だって誰かとぶつかるのはこれが初めてじゃなかった。
しかし…今回はぶつかってきたものに限って考えると、おそらくは初めてどころか、
全く体験しないまま一生を終える人間が大半なんじゃないだろうか。
「…羽が…生えてる?」
そう、その女の子の背中には、どう見ても鳥類のそれである羽が生えていたんだ。
そこで俺は気づいた。
…俺、ひょっとしてマンガの主人公なんじゃね?
いや、だってこんな奴マンガの中でしか見たことないぞ。
でもマンガの中に限って言うなら珍しい存在じゃない。
しかもよく考えてみろ、こんな奴がいるのに周りには誰もいない。
こんな奴人体実験でもしてないと絶対生まれてくるはずないじゃないか。
ってことは国家規模の計画なはずで、そんな奴がこんなところに独りでいる時点でこれはマンガ…
いや待て、そうか、これはゲームだ。
よく考えたらなんでこの街は毎日同じ音楽がかかってんだよ?しかも街全体で。
ていうか…ってことは俺の考えてることって全国の視聴者達に丸見えってことか?
最悪だ、最悪すぎる…
ん?でも待てよ、大体物語の主人公っていえば何らかの役目みたいなもんがあるよな。
こんな奴に会ってしまうんだから俺にも確実に何らかの役割があるはずだ…
もしかしたら主人公じゃないのかもしれないが、いずれ物語に関わる存在にはなるだろう。
ほら、こんなにいろいろと考えてるのに全然逃げようとしないよこの子、もう確定だよ。
え、じゃあどうすればいいの…
「自分の役割を探すRPG」
最近よくあるんですよ。
ガンガン系列とかで主人公がマンガとか読んでるのに、
自分だけ変な能力持ってたり変なキャラが出てきたりすることに何の疑問も持たないっていうヤツ。
いくらなんでもそこまで条件が揃ったら気付くだろと。
今までは主人公がマンガ読んでるのって大体もとから異世界とか日常系とかだったんだけどね。
こういうツッコミが入るぞっていうジレンマを抱えているから出せなかったのかもしれない。
それをいとも簡単にやってしまうのがファンタジー好きのスクエニ。
でもジャンプでもブリーチは気付くよな。
むしろ今の一護には気付いてほしい。
そして自覚してほしい、自分が主人公であるということを。
おっと、「なぜ長期連載マンガの主人公は空気になるのか」というテーマを内包してしまった。
まあ一護の場合は空気になりすぎたが故にそれを通り越して化け物になったんだけどね。
ちなみにこの「空気を通り越した主人公が化け物になる法則」は天上天下にも適用可能である。
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