梗塞

祖父が倒れました。

正確に言うと倒れかけました。

普通に倉庫に作業をしに行って部屋に帰って来てから話をしている途中にそれは起こった。

冬は温度差等々悪影響があるので怖いな。

一時は顔半分がマヒして筋肉が垂れ下がったような状態、言葉も上手く発せない。
（意識はあって、注意して聞けば会話することも可能でした）

右手は少し動かせても左手足は全く動かないといった状態。

椅子に座っているだけでも苦しそうな様子でした。

そのままの状態である程度安定するのを待ってから僕が布団等を持ってきて、
少し横になってからはなんとか回復してきたようでしたが、この間約２時間。

その後はなんとか歩けるまでに回復しましたが、これは運が良かっただけですね。

本来なら救急車で運ばれてておかしくない状態ですが、
祖父はこんな時でさえ「病院には行かない」と意地を張っていたのです。

医者の診断では一過性の脳梗塞ということでした。

これが起こったは１月１日の話です。

正直こんなことが起こっておきながらあの挨拶を書くことには抵抗があった。

ので、１月１日の挨拶はわざと枠を開けておいて一通り事態が収まってから書いています。
（つまりこの記事自体も後から書いているわけです）

新年早々こんなことが起こるとはさすがに予測できなかった。

妹は少し泣いていたようにも見えましたが、こんな時こそ冷静に対処しなければならない。

本当に冷静に対処というなら問答無用で即救急車を呼ぶべきだったのかもしれませんが。

病院へは僕が車を運転して行きました。

点滴での治療ということになりましたが、今では少しは良くなっていると思います。

医者の話によると、一過性の脳梗塞というものはその後に本番がやってくることが多い。

完全に詰まってしまうともう意識などその瞬間になくなってしまうのです。

何よりも今回の問題は血圧と気温の影響。

症状が出ている間も少しの違いで暑い・寒いと言っていました。

この辺りのことは、まだ若い身にとってはあまり気にしない部分ではありますが、
自分が年老いてからのいい教訓をもらったような気がしますね。

今まで当たり前に出来ていたことを続けるのが無理をすることになってしまう日はいつなのか…

気が早いですが、いずれはどんな人にもやってくることでしょう。