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虚節イッター:記事を更新したいお年頃になってしまったようです
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今日は伍人目が駄文を書くということになった。

毎日一定の範囲内で生活していると、当然自らが目にする世界の範囲も限られてくる。

そこに安定感・安心感といったものを感じるのは個人の自由だが、
その光景を目にする者の脳内には当然飽きや無関心といった感情の方が多く含まれる。

そんな緩やかな腐敗を恐れて少し日常から足を踏み外し、まだ見ぬ小道へと進む。

しかしそこに待っている光景からは、不意に懐かしさを感じてしまったりする。

この道は何処へつながっているのだろうか?

その答えも既に知っていたかのような既視感と、それに身を委ねる自己があった。

付随してやってくる不安は、きっとそう思ってこの先に進んだとしても、
辿り着く先では既視感すらも無い全く見知らぬ世界が手招いているのではないかということ。

そして、私は歩を進めることを無意識に躊躇してしまうのだろうか。

否、次の一歩はむしろその不安に後押しされるかのような形で同じ方向へと動いた。

この流れに抗えばいつでも後退することができる、その後の結末も既に知っている。

それでも時が己の地図に広がる暗闇を取り払うかのように歩を進める力をもたらすのは、
漠然とした世界への安心感があってこそなのだろう。

どのような場所であっても、その地に根差して営みを続ける何ものかの存在を感じる。

そう感じているからこそ、そこへ向かう流れが存在を許される。

この自覚をもって、私は生を意識することができる。

未開の地へ向かう動機は死、反すれば生である。

生に執着しつつ、冒険はできるのだろうか。
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