勧誘

最近アパートにある大学のサークルを謳った団体からの訪問が相次いでいる。

というか、先月くらいに自分の部屋に来て、ついさっき隣の部屋に来ていた。

これ、サークルなんですか？宗教か何かの勧誘じゃないんでしょうか。

大学の１サークルがアパートの部屋までわざわざ回って勧誘していくなんてやります？

学生の間からそういう意見が出たんだとしたら結構ビックリなんですけど。

むしろ誰かがそんな意見出しても絶対反対されると思いますよ。

明らかに「上からの指示」でやってるとしか思えないわけです。

これね、創価学会もね、実は似たようなことを今年やろうとしたんです。
（便宜上似たようなことと言ってるけど当然本質的には違います）

アパートまで回るわけではありませんが、ビラ配りを構内でやろうとしました。

まあ僕が止めたんですけど。

「生命哲学研究所」っていうサークル名を謳って勧誘するやり方が昔からあるんです。
（少なくとも僕が学生部に入ってからは１度もこの方法は使ってないですけど）

ただ、今回その打ち出しが来たのは、別に誰かを勧誘するためではなかったんです。

この辺も彼らと違うところだと思いますが、既に学会に入っている新入生が対象でした。

１年生の時に大学に入ってきても学生部という組織があること自体知らない人は結構います。
（親もそのくらいの情報は教えといてくれればスムーズにいくのにとは思う）

僕らもそういう人まで把握できないので、とりあえず彼らに知ってもらおうということで、
この話が来たんですが、そのやり方としてビラ配りはどうなんだと。

しかも「創価学会」と書いて、大学に許可を取ってやるならいいと思いますが、
「生命哲学研究所」って書いた時点で僕はもうアウトだと思いますよ。

ビラ配りという形態上、まったく関係のない人の手にもわたってしまいます。

その場で問題が起きて、配っている学生部のメンバーに被害が及ぶことは絶対に避けたかった。

鳥取大学なんて「カルト宗教はサークルの名を語って勧誘してくる」って毎年言ってますよね、
それも入学式の式場で全入学生に向かって。

さすがにこの状況で誤解が生まれないと思う方がおかしいです。

肝心なのは、その場で説明できる人にはまだ内部対象と分かってもらえる可能性があるけど、
ビラとして受け取った後でそういう誤解が生まれた場合には対処できないってことです。

こんな方法を許してなるものかと思いました。

結局中国方面の学生部長まで僕の意見を通して、背景を説明したところ、
「確かにそれは駄目だ」ということでこの話はなくなったわけです。

自分達で把握できるだけ把握して、その人のもとへ直接訪ねていくということになりました。

ええ、創価学会にはまだちゃんとした判断力があったなと僕も安心しましたよ。

下の言うことを聞いてくれたというのはデカいです。

ただこの団体は、それを今まさにやっているわけですよ、アパートまで来て。

僕の部屋に来た人は二人組の女性だったんですが、学生っぽい年齢でした。
（土木工学科の進学率が悪いって話も知ってましたし）

たださっき隣に来てた人達は明らかに大人だったように見えましたよ？
（覗き穴からだから正確にはわからないけど）

僕だったらまず「学生証を見せてください」って言ってますね。

大学のサークルに一般人が入ってても良いじゃないか、これ実は駄目なんですよ。

フォークソング部がこれでちょっと大学ともめそうになったこともあるらしいですが、
一応OBはもう部外者という扱いなので、卒業した時点でサークル活動は禁止です。

そりゃそうでしょう、武道の師範とかならまだしも、例えばこれが会社だったとしたら、
他の団体がいくらでも入ってこられるようなシステムにはしないはずです。

そういう意味で、もう大人が勧誘に来てる時点で完全にアウトでしょう。

これが実際には市民団体なのか宗教なのかはわかりませんが、
どんな団体かという問題ではないんですよね。

「大学のサークルを謳うな」ということです。

その時点でどう転んでも騙してることには違いありませんからね。

そのままどんな団体か言えば良いじゃないですか。

そのやり方、むしろ入ってくれる人を減らしてると思うよ。

でも自分が宗教に入っているというのは、こういうときにはかなりプラスに働きますよね（笑）

精神的な余裕が違うというか。

僕も彼女らと少し世間話をして帰っていただきましたけども。

聞く側もあえて変な態度で話す必要はないと思うわけです。

まあ余裕がある人の場合ですけどね、そもそも彼女たちはなぜ１、２年だけを対象にしていたのか。

良い活動がしたいなら少しでも多くの人を誘えばいいじゃないですか。

その辺が明らかに「狙ってる感」が出てて駄目だったわ（苦笑）

最後に、本当にただの１サークルだったら、ごめん。