烏賊

みなさん、お久しブロードバンドアダプター。

私が捌人目です。

突然ですが、私このたび拾人を卒業することになりました！

実は前から壱人目にお願いしてはいたんですけど、ようやく許可が下りましてね。

長いようで短い間でしたが、皆さんとここでふざけ合えたこと、感謝しています。

今後は新天地で第二の人生として烏賊の養殖を始めたいと思います。

それではここで、私の卒業を惜しんで皆さんがメッセージを送ってくださったようなので、
早速それを紹介していきたいと思います。

まずはこの方から。

えー、このたびは捌人目が拾人を卒業ということで、私も非常に残念に思っています。

彼はね、拾人の中でも盛り上げ役というか、常になんとかして読者を笑わせてやろうと、
そういう態度が目に余って鬱陶しいくらいでしたけど、それでも必死に取り組んでる姿勢を見て、
コイツ馬鹿なんじゃないかなと裏で馬鹿にしていました。

やっぱり頭のおかしい奴ってのは何やってもおかしいんだなってわかりました。

遠くへ行っても頑張ってください、ありがとうございます。

はい、というわけで、温かいメッセージですね。

続きましてこの方です、どうぞ。

…ええ、今回で卒業ということだそうで、何よりです。

こういう風に企画をしてこれが実はドッキリで卒業なんてなかったとかになったら、
これはもう相当カッコ悪いですけど、捌人目はそういうことはしない性格ですからね。

これでもう奴の顔を見なくて済むと思うと本当に感謝しています。

二度と虚言の季節に現れないでください。

…ありがとうございました！

続きましてこちらの方です、どうぞ。

捌人目が卒業だそうで、お疲れさまでした。

捌人目と言えば私が覚えている限りでは某企業に爆破予告して逮捕されたり、
サイバー攻撃で全世界に指名手配されたり、犬を殺してその場で食べたり、
自分の糞尿の入った袋を電車の中でぶちまけたり、見てられませんでしたよ。

まあ、彼がいなくなることによって拾人がより良い人間になることでしょう。

せいぜい余生を楽しんでもらえればと思いますね。

…

…ありがとうございました。

というわけで、これで本当にお別れとなるわけですけれども、
皆さん今まで付き合って頂いて本当にイタッ！

誰だ今殴った奴！？

もう許さない…私は殺意の波動に目覚めてしまいましたよ。

待っていろ、１年間修行して返ってくる頃には貴様ら全員皆殺しだ！！

殺してやる…この俺が殺してやるんだ！！

ふははははははははは！！

こうして一人の捌人目が拾人のもとを去って行ったそうな。

残った捌人目達は平穏な毎日を送り、末長く幸せに暮らすことを約束されたような気がしていた。

…あの悪夢の日がやってくるまでは。

次回、「帰ってきた殺意」乞うご期待。