余波

さすがにこの日に捌人目の記事を持ってくるなんてことはできなかった…

いや、むしろどれくらい経てばそういうことが許されるようになるのか。

震災から１年、未だ現地では十分な生活環境は整っていない。

それだけなら他人事と揶揄されて終わることもできるのだが、
その影響は中小建設業界にも波及している。

仕事があっても資材がない。

建設資材は被災地に率先して持ち込まれる。

これそのものについては文句を言うこともないが、現状としてそれは問題になっている。

他の地方では仕事が取れても満足にその物を作れるだけの資材が入ってこない。

これでは商売なんてできないんですよ。

被災地の人たちの生活がある程度の水準まで戻ってくるまでにどれくらいかかるか、
それ以上に、こういった末端への影響がなくなるまでにはどれほどかかるのか。

これは土木工学を学んでいるからとかいう生易しい理由ではない。

実家が建設業をやっているので、全然他人事ではないんですよ。

でも、一刻も早くこの国を復興させるのも私たちの仕事なんですよね。

建設業界の置かれた環境は想像以上に過酷なものとなっているようだ。