金星

漆人目と玖人目のお暇なら見てよね！

「玖人目に無茶振り限定のコーナー」

漆：さてこの企画では、玖人目にとにかく無茶苦茶な話題を振りまくり、
　　 それをすべて答えてもらおうという、視聴者参加型企画となっております。
　　 俺も無茶ぶりをして苦しめてやろうというそこのあなた、質問お待ちしております！
　　 質問は空言の掲示板までよろしくお願いします。

　　 しかし、マジでいきなり始めちゃうんだ？

　　 仕方ないでしょう、玖人目の場合普段生活している時は現れないんですから、
　　 普通の会話は満足にできない、むしろ全くできないんですよ（笑）

玖：私にとってもこの展開の方が気が楽でいいな。

漆：玖人目からも賛同を得たところで早速いきましょう。
　　 そういえば玖人目の嫁って結構凄い人だって聞きましたけどどんな人なんですか？

玖：コンゴ民主共和国から日本に留学してきた白人の娘だ。
　　 リンゴ２個を一度に片手で握りつぶすのが得意技だったな。
　　 日本でなんだったか…４８とかいうのにハマったらしいが。

漆：ああAKBですか？意表をついてSDNでしょうか？

玖：いや、四十八手だった、すまない。

漆：下ネタじゃねーか！

玖：いや、相撲の方だ。
　　 日本の文化は本当に素晴らしいと言っていたな。

漆：本当に凄い人だな！
　　 まんまと釣られたわ！

　　 コイツ、できる…ッ！！
　　 そういえば先日はお一人で金星まで旅行に行ってきたそうですね。
　　 私はまだ行ったことがないんですけど、実際行ってみるとどんな感じでした？

玖：空気が薄い。

漆：それだけかよ！

玖：いや、ここだけの話だが、金星にも王朝があってな、独自の文化が発達しているが、
　　 あまり滅多なことは喋るなと口止め料までもらってしまったので言わないようにしている。

漆：口止め料って金星でしか使えないだろ！

玖：確かにそうだな、じゃあもう何も隠すことはない。
　　 金星人は茶色い。
　　 触覚が５本背中から生えている。
　　 人間で言う頭に当たる部分が１個体につき３つ付いている。
　　 血液は紫色らしいが、少しでも傷つけると死ぬまで治らないので見ることはできなかった。
　　 ただし死ぬまでには地球の時間で５年ほどかかり、死んだあとは普通に生き返るそうだ。
　　 そんなに長い時間血液が出続けるのが面倒なので傷つかないようにしているらしいぞ。

漆：もう突っ込みようがねーよ！

　　 とんでもない化物じゃないですか、あなた。

玖：いや、化物は金星人の方だ、正直とても怖かった。

漆：普通に怖かったんかい！

玖：ああ、どうりで先程から心拍が聞こえないと思ったが、驚いて心臓を金星に忘れてきたようだ。
　　 いや、そもそも零人目を除く我々には最初から心臓などというものが無いのだがな。

漆：その通り、ここは現代にさまよえる霊達の世界！
　　 あなたとも長い付き合いになるが、この生活で一番苦労したことは何かね？

玖：空気が薄い。

漆：ここで天丼かよ！
　　 ていうかさっきの理論だと俺ら呼吸してねーから！
　　 あと空気が薄くて死ぬ奴はいるかもしれないけど苦労するってどういう状況！？
　　 ていうかわりと早く天丼持って来たね！
　　 ここは注文してから１分以内に持ってきます的な定食屋かよ！？

　　 君、さっきから煩いぞ。

　　 見　せ　場　が　ね　ー　か　ら　！
　　 お前らのせいで　見　せ　場　が　ね　ー　か　ら　！

玖：なにやらいきなり怒りだしたようだ。
　　 その姿、３００年ほど前に見た岐阜県の熊にそっくりだな。

漆：もはや無茶振りしてねーから！
　　 もう勝手に言っちゃってるから！

　　 なんか、君が勝手に寿命を縮めるからこっちまで苦しくなってきたんですけど。

玖：それはいけないな。
　　 中国に古来より伝わるこのパスタを食べれば少しは収まるだろう。

漆：お前が無茶振りしてどうすんだよ！
　　 あれ、企画変わったっけ？
　　 いつだ！いつから変わった言ってみろ！あ！？

　　 ふぐおッ！！やめろ、このままでは俺の心臓が…！

　　 だから　心　臓　ね　ー　か　ら　！
　　 言っててなんだけど変な生き物みたいになっちゃってるから！

玖：少々ふざけ過ぎたようだな。
　　 今回はこの程度にしておくか。

漆：そうですね、このままだとツッコミが天に召される勢いですし（苦笑）

　　 ああ、ぜひともそうしてくれ…

玖：うむ、このままでは嫁に怒られたついでに握り潰されてしまうところだった。

漆：懲　り　て　ね　ー　か　ら　！

玖：それでは今回はこれで、また呼ばれるのを楽しみにしている。

漆：本日のゲストは玖人目でした！ありがとうございました！！

　　 終わったか…

玖：さてこの番組では、視聴者からの質問やご意見ご感想をお待ちしております！
　　 宛先は「空言の掲示板」まで！たくさんのご応募お待ちしております！

漆：俺　の　見　せ　場　あ　あ　！！

※この番組はフィクションです。