純恐

観測者の消失を題材とした物語を作ってみたい。

観測者がいなくなるというのはつまり、一人称の主人公が途中退場するということ。

物事は観測という要素によって結果を変えるというほど観測は重要な要素なので、
当然そのまま主人公が居座り続けた場合に比べかなりの変化が起きることになる。

問題はその状況をどうやって伝えるかだろうけど。

単純に第二の観測者を出したんじゃ、ただのよくある話になってしまう。

例えば主人公が途中で死ぬけど、観測役だけは元主人公のままとか。

物語内で実況プレイでもする気か。

…それ新しいね！

なんてなった日には、エンターテインメントが崩壊しかねないけどね（笑）

既に同人作品レベルではそういうのもありそうだしな。

どうでもいいけど「実況プレイ」って単語だけだとホラーっぽいよね。

というわけで、殺す側がどんどん増えていくホラーとかどうでしょう。

最初はちゃんと主人公たちがいて、物語が進んでいく。

で、ホラーものって途中から霊側のカットが入ったりするじゃないですか。
（暗闇の中で目だけが蠢いてるとか、血塗れの手が這って行くとか）

物語が進んで犠牲者が増えるにつれてどんどんそのカットが増えていくんです。

最終的には９割以上が心霊描写に（笑）

個人的に、描く側としては相当面白そうなんですけど。

推理物かと思ったらただの純ホラーだった件みたいな。

終盤は元主人公が彼女をどんどん追いつめていって、最後は元の姿で登場、
抱き合った直後に霊体に戻ってあまりのショックに彼女廃人化で終了とか。

まあ、いろいろやりようはありますが、別にストーリーはどうでもいいです。

ただ単純に怖い漫画ってのを描いてみたい。

観測者の消失はそういった漫画の中でかなり活きてくるのではないだろうか。

推理要素が絡んだ途端に主人公が最後まで生き残るお約束、なんとかしませんか？