恒例

やったー！！今回の展覧会も締め切りに間に合ったぞ！！

これで何とか面目が保てるというものだな！

いやーよかったよかった…

え、誰ですかこれ言ってるの？

そんなこと言ってる暇があるならさっさと完成させなさいよ。

そんなんだからアンタはいつまでたってもあか抜けないのよ。

後輩だって締め切りくらい守るっていうのに、アンタはいつもいつも何なの！？

本当に美術部員としての自覚があるのかしら。

ほら、さっさとその薄汚い手でペンを握りなさいよ！

このぶっといペンが良いんでしょ？

早くその薄汚れた指と指の間に挟むのよ！

もっとキツく握り込みなさいよ！

いいわよ、アンタの指が悲鳴をあげてるわ！

その丸々と膨れ上がったペンダコをもっと押し潰しなさい！

さあ、早く早く早くッ！！

なにがこだわりよ。

どうせアンタなんかに大した絵なんか描けないのよ。

わかったらさっさと手を動かしなさいよ！

キモティイ…ハッ！しまったつい脳内麻薬がッ！

すまない、彼女は私が絵に行き詰っていると出て来てくれる幻想的美少女でね。

とてもお気に入りなんだよ。

という冗談はさておき、もはや間に合わないことが確定してしまっているこの酷さ。

まあ、こんな状態なものでね…

※写真は１５日現在のものです

もはや絶望しかない！！