能力

私がまだ高校生のとき、アビリティって言葉をよく使う時期があった。

そして、僕の持つアビリティは「感性」だった。

感性って言ってもいろいろありますが、ここではプラス思考的な意味で理解してください。

何事も前向きで考えることができる力。

勘違いしてほしくないのは、前向きにしか考えられないほど愚かではないということ。

まあ言うまでもないですが、今で言う設定変更ですよ。

僕が思うに、僕の所属する美術部には何かしらのアビリティを持っている人が多いと思う。

それも、単に明るいとか、付き合いが上手いとかではなく、もっと個性的な。

こういうひょっとしたら自分のことが書かれるんじゃないかって記事は、
いろいろな意味で読んでる側の心を少なからずつかむことが予想されますが、ご安心ください。
基本的にこのブログである人の名前を挙げることはありませんので。
なので、この特徴を書けばわかるかなって感じで書くのでわかる人はくみ取ってほしい。

実は僕が羨ましいと思うアビリティの１つに「白の使い方が上手い」ってのがある。

基本的に余白が嫌いな僕は、白い物または模様を描くときくらいしか納得できない。

なんならそれがちゃんと模様として描いた白であったとしても、余白に見えてしまうときもある。

実は「太陽」に使われている白にはごく微量に青が混ぜられている。

羨ましいとは思うけど欲しくはないって感じですね。

実は「絵が上手い」っていうアビリティに対する感想もこれなんです。
ここで言う上手いってのは、ちょっとやそっとの上手いじゃないぜ！
上手くなりたくて描いてるわけじゃないんです。

上手くなりたくて描いてたら、上手くなった時、その人にはもう目標が残らないじゃないか。

自分を楽しませるために（以下略

だってそうでしょ、どんな絵だって描いた時点である程度満足できるじゃないですか。

納得できないってのはほとんどの場合、後からくるものか、他の要因によってくるものか。

たとえば時間がなかったとか。

ひょっとしたら塗る順番を間違えて二度手間だったとか、
完成品とは関係ないところから来ることもあるかもしれないが。

というか適当に描いて納得できないって言ってるやつ何なの？
お前一本の線にまでこだわって描いたか？
まあこれはイラスト的な考え方だけど。
絵画とイラストでは一本の線の重さが全然違うんですよね。
だから主にイラストを描く人に対して言ってると思っていただきたい。
個人的な意見として、イラストってのはもはや製図に近いと思ってる。
まあ好きならいいけど、自分が適当に描いた絵をけなすのはかわいそう過ぎる。
ちゃんと完成させてからけなそうぜ、そうすればそれは愛だよ。

納得いくまで描くっていうのが描きたい絵を描くための近道な気がしますね。

でもほとんどの場合、ある程度上達してから見る過去の絵ってツッコミどころ満載ですよね。

まあそんなことは自分で処理すればいいだけの話なんですけど。

ちなみに私が経験した壁は、目、輪郭、髪、体、服の順でしたが、描いてるうちに乗り越えてました。
この順番は結構特殊な方。
それともう一つ、描きたいものより完成予想図のレベルを上げる。

最終的にちょっと下がってちょうどいい感じになる。

どこまで上げるかってのは、絵師のカンだね。

ねぇ、そろそろ話をもどそうよ。

「感情」やら「表情」のアビリティを持った絵師はいいよね。

まあ別に持ってないわけじゃないけど、今描いてるシリーズの縛りがいろいろとあるのでね。

今のシリーズで僕の本当の力が試されるのはこれから先だな。

まだ土台すら完成してない感じだし。

大学在学中には完成しないだろうな。

そうなればもう展覧会に出す必要もないので、完成品を見て一人でニヤニヤしておこう。

他の人に見てもらうのは嫌いではないけど、必要でもないです。

「オタク」のアビリティは、使うとあんまりいい結果は生みませんが、
持ってることについては損はないと思います。

僕は持ってる人は嫌いじゃないです。

むしろどちらかと言えば好きです。

物事を見た目で判断しないってことだもん。てのは言いすぎかもしれませんが。
表現上会えての「。」です、ご了承ください。
でもさすがに全面に押し出すのはいただけないけどね（笑）

あと、なんでおたくのひとはみんなおんなじようなかっこうなの？
でも探せば居るんだろうな、イケメンオタクも。

で、ここまで生きて来て、結局本来の僕が持ってるアビリティは「記憶力」だったと思う。

まあ５段階でLv３くらいだけど。
ちなみにLv１は記憶力がないってことではないから。
記憶力は絵師に必要なアビリティですね。